ロボット産業〜サービスロボット〜

こんにちは、ビズチャンネルです。
第4回放送〜第6回放送の3回にわたってロボット業界についてご紹介します。以下スケジュールです。ぜひご覧ください!

・4月1日 第4回ビズチャンネル〜サービスロボットについて〜
・4月15日 第5回ビズチャンネル〜産業用ロボットについて〜
・5月1日 第6回ビズチャンネル〜サービスロボット事業を展開しているSECOMさんを訪問!〜

さて早速ロボット産業を見ていきましょう!

なぜ今ロボット産業に注目するのか?

今、日本が抱えている社会問題に少子高齢化があります。このままいくと働き手はどんどん不足していき、日本の産業は衰退する恐れもあります。そこで、様々な産業でロボットを導入し、生産性低下を防げたらいいですよね!
日本政府も、少子高齢化・人手不足・過重労働などの社会課題を解決する可能性があるとして、ロボット産業に力を入れています。

日本政府は「日本再興戦略」改定2014で、ロボットによる新たな産業革命の実現を目指し、「ロボット新戦略」を発表しました。「ロボット新戦略」には、2015年〜2020年まで5年間のロボット開発に関する投資を拡大するという内容も含まれ、ロボットプロジェクトの推進を目指しています。

ロボット産業の市場規模は今後もますます成長し続けると言われていて、2015年に1.6兆円、2020年に2.9兆円、2025年に5.3兆円、2035年に9.7兆円まで拡大するといわれています。-NEDO調べ

市場価値、9.7兆円と聞いてもピンと来ない方はこちらをご覧ください!(一瞬見ただけでわかるほど、様々な業界の市場規模を図にまとめられています。)

サービスロボットとは?

ロボット産業の中でも、サービス業で使用されるサービスロボットが特に成長を遂げると言われているのです。
警備・介護・福祉・医療・接客・案内などの現場で使用されています。
ロボットの形も様々で、お掃除ロボットとして知られる“ルンバ”、警備分野でも活躍中の“ドローン”、そして介護・福祉分野で使用される装着型の”HALや “マッスルスーツ”などがあります。

そして街中でも見ることが多くなったPepperを代表する人型ロボットがあります。
人型ロボットは人間とコミュニケーションをとることができるため、”コミュニケーションロボット”と呼ばれています。そしてこのコミュニケーションロボットに注目が集まっています。

コミュニケーションロボットの特徴

  • 自然な会話ができる
  • 愛らしいルックス
  • 顔認識や人物特定機能
  • 通信機能
  • 学習機能(記憶力)

“Pepper”以外にもコミュニケーションロボットは多数存在しますが、そのほとんどは上で挙げたような機能が搭載されています。
ダンスができるロボットもいて、その動作はとても愛らしいです。さらに自然なコミュニケーションをとることができるので接客や受付で使用されることが多いです。

コミュニケーションロボットの活用例

  • ネスレ ネスカフェの店頭での商品説明にPepperを活用
  • 三菱東京UFJ銀行 窓口の接客にNAOを活用
  • りそな銀行 豊洲支店の受付にSotaを使用
  • 変なホテル舞浜東京ベイ 全客室にTapiaを導入
  • 高齢者福祉施設 レクリエーションにPALROを導入

コミュニケーションロボットが店頭に立つと集客効果もあるので、現状はPR活動がメインです。

今後は・・・


1. 介護の現場での導入
2. インバウンド需要の拡大により、交通機関や施設などでの観光案内の役割

介護現場では、介護難民や高齢者虐待、介護職員の方の離職率の高さなどの問題を抱えています。そうした問題解決を目指すためにコミュニケーションロボットの存在が必要とされています。ロボットの導入も進めば、介護をする方の負担も軽減されるでしょうし、問題解決にもつながっていくと思います。

また、インバウンド接客にも期待のできるコミュニケーションロボット。多言語を話すことができるので、外国人観光客にも満足される対応ができるでしょう。
2020年の東京オリンピックに向けて街でロボットを見る機会も増えそうですね!

ますます身近な存在になっていくロボット。今抱えている社会問題の解決への糸口になればと思います。そして今後の私たちの暮らしとロボットとの関わりが楽しみです!

この記事は私達が担当しました

  

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