ベンチャー企業の人事にインタビュー 〜株式会社イノベーション山宮様〜

今回のインタビューは、昨年2016年で上場された株式会社イノベーションさんで人事を担当されている山宮様にお話を伺ってきました!

採用活動をされる中で人事の方がどのような点を意識して面接をされているのか、実際にどのようなお仕事を人事の方がされているのかなどをお聞きしました。これから就職活動を行う皆さんや、1、2年生にも人事の方がどのように考えているかを知るのは、とても大切だと思います。

企業概要(2018年3月現在 HPより)

企業名: 株式会社イノベーション https://www.innovation.co.jp/
本店住所: 東京都渋谷区渋谷3-10-13TOKYU REIT 渋谷R ビル3F
業務内容:
BtoBに特化した営業・マーケティング支援事業
1. オンラインメディア事業
2. セールスクラウド事業

イノベーション様の採用情報は、こちら。

インタビューは、ここから。

(漆原)学生キャスター
早速ですが人事のお仕事は、具体的にはどのようなことをされているのですか?

(山宮さん)
大きく分けると、「採用」、「労務」、「教育」、「制度」の4つの軸で人事の仕事を行っています。
「採用」は、皆さんがよくイメージされる通り新卒採用や中途採用などを行ってます。イノベーションで働くのべきなのかを一人ひとりとしっかり向き合いながら考えます。
「労務」では、採用した人を管理するところです。給与や賞与を支払ったりします。
「教育」では、研修制度を整え、広報を行います。
「制度」では、働きやすさや働きがいを感じてもらえるような人事制度や就業規則などの会社のルール決めをしています。

それぞれ担当に分かれて行う企業が一般的ですが、当社では1年前、4つ全てを私1人と派遣社員1名で行っていました。他社の人事の方と話す機会も多いですが、この業務の幅の広さはかなり珍しいです。現在は、3人体制でこれらをこなしています。

ベンチャーだからこそかもしれませんが、いい経験をさせてもらっています。

(漆原)学生キャスター
御社で新卒採用をおこなう上で、大切にしていることをお教えください。

(山宮さん)
これは僕の人事論でもあるのですが、本音でぶつかり、ありのままの会社をお話し、すべてをしっかりと伝えていくことです。
今は売り手市場になっていますし、企業も比較的簡単に内定を出すようになってきています。学生はそんな状況なので、まだ自分の物差しが見えていないのに内定が結構もらえてしまいます。

そうなると、実際に入社してみて違和感を感じ出す学生がとても多いんです。
だから入社3年以内に35%の社員が辞めています。学生の情報量は増えたはずなのに、この現状は15年間変わっていないんです。それは、学生側も企業側もお互いが良く見せ合っているからだと思っています。

その結果がこうなら、ありのまま伝えた方が良いですよね。

だから僕は本気でぶつかるし、良く見せようとしないで、すべてを伝えます。
それを伝えたうえで、「本当にイノベーションでいいの?」と学生に考えてもらっています。

学生キャスター(漆原)
どのように学生に考えてもらっているのでしょうか?

(山宮さん)
実際に内定を出してから、学生に「1週間だけ考えてみて欲しい」と伝えます。

しっかりと冷静になって、自分の大切な決断を学生自身に決めてもらいたいと思っているからです。
本人の決断の前に、一度離れることはとても重要だと思っています。こちらがプッシュして決めてしまうと、それはあとから逃げの要因にもなってしまうこともあるからです。
僕が色々と学生と話すことで、「やっぱりイノベーションですね!」と学生が思って会社に入社してくれたとしても、社会はやはり甘くはないので、入社してしばらくしてから「あー、あのとき色んな会社から求められたのに、人事の方にそういわれたからなぁ。」とは思って欲しくないんです。

だからこそ、本気で考えてもらい、一度突き放すポリシーでやっています。

(内田)学生キャスター
御社では、どのような人を新入社員として迎えたいと考えていらっしゃいますか?

(山宮さん)
第一には成長意欲が高い人です。

当社は1年前にマザーズに上場し、外部からも資本が入るようにな理ました。企業として活躍を期待されていますし、仕事にやりがいを持って、自ら成長していこうという下地を持っていることは大切です。
もう一点は、貢献意欲が高い人ということです。営業の人たちの働き方を変えたい!と思って、イノベーションでの仕事に取り組んで欲しいです。周りの人達のために頑張れる人がいいです。

(内田)学生キャスター
それでは、面接では就活生のどのようなことを見ているのでしょうか? (評価ポイントや合格不合格に関わるポイント、ESや面接内容など)

(山宮さん)

①その学生の将来について to do, to be がイノベーションで実現できるか? また、そのマッチ度。
②成長意欲、思考力など、スキル面
③貢献意欲 ベクトルが自分、他人、社会のどこに向いてるか? 自分だけではなく、周りも見られるのか?

この3点を着目しています。

質問をして、さらになぜなぜを聞いていくことで、学生がどこまで向き合って考えているかを見ています。

(末吉)学生キャスター
山宮さんが仕事をする上で一番大切にされていることは、どういったところですか?

(山宮さん)
イノベーションで働くことを決めた人たち、働いている人たちのためになっているのかを常に問うことです。

フレックスタイム制度や在宅勤務制度の導入など、新しいことにもたくさん取り組んでいますが、本当に意味のあることなのだろうか、働きやすさに繋がっているのだろうかということを常に意識しています。

このことを第一に考えながら、その次には自分のビジョンに対して向かっていっているのかを考えていますね。

(内田)学生キャスター
ホームページを拝見して、イベントが多くて楽しそうな会社という印象を持ちました。社内の雰囲気、どのような方が多いのか教えて下さい。

(山宮さん)
社内の雰囲気はとても温かいです。
アットホームで家のようなつながりも感じられると思います。一匹オオカミ的な人はあまりいなくて、周りの人のことを考えられる仲間が多いです。

(漆原)学生キャスター
女性社員が多いと聞きましたが、女性社員が働きやすいような工夫、取り組みなどあれば教えてください。

(山宮さん)
とくべつ女性社員が働きやすいように工夫をしたり取り組んでいるはわけではないのですが、社員割合でいうと女性が56%、男性が44%となっています。これは、女性のためだけに働きやすい環境を考えたのではないんです。社員ひとりひとりが自分らしく働けるようにと考え、取組んできた結果が、女性社員にとっても、男性社員にとっても働きやすい環境になったのだと思っています。

働きやすい環境整備により、時短勤務で働いてくれている方が12人ほどいらっしゃいます。
そして、イノベーションでは5つ事業部があるのですが、そのうちの2つの事業部の責任者は時短勤務のお母さん責任者なんです。

(末吉)学生キャスター
御社のホームページに「ビジネスの中で溢れているムダをなくす」ということが書かれていましたが、ムダとは具体的に何を指しているのでしょうか?

(山宮さん)
課題解決に時間を十分に投資できるように、つまり、人が創造性の高い仕事に集中できるよう、様々なメディアやツールを用いて、ムダとみなされることを自動化していくサービスを展開しています。

具体的には、新規顧客を獲得するための企業名のリストアップやテレアポ、その後の、飛び込み、そして、見込み顧客への定期的な訪問、提案書の作成やプレゼンテーション、受注後の対応、更には、これらのマネジメント業務など、その全てのプロセスにおいて、法人営業には属人的な判断に依存した“非効率”が多くあると思っています。

私たちは、このような属人的で非効率な法人営業の無駄をなくし、お客様の売上利益に貢献します。そして、全ての働く人が仕事を通じて感動と成長を得られる世界を創り出したいと思っています。

〜さらに学生キャスターからの多くの質問、悩み相談に対して具体的事例などもお話いただき、親身にお応えただきました!〜

学生キャスター(漆原)
それでは最後になりますが、これから就活に取組む学生に向けてメッセージをお願いします!

(山宮さん)
学生には、人生の物差しをつくってほしいと思っています。
その一部が就活であって欲しいです。

少し刹那的な話になってはしまうのですが、なぜ生きるのか、働くのかということに対話をして欲しいです。
実際に社会に出て働いてみないと分からないことはあります。ですが、対話をしていく中で自分の仮説は立てられると思っています。その仮説をもとに就職活動の軸を見出しください。

後もう一つが、人事の僕がいうのもおかしいですが、人事を信用しないでください。
今は、採用難なので人事も採用目標達成などプレッシャーがかかっていますし、学生には入社してほしいんです。だから、どうしても良いことを伝えがちになってしまいます。

本当にその人がいってることが正しいのか見抜くような質問を考えたり、その会社で実際に働いている人にお話を伺ってみて、人事が言っていたこととずれていないのかを判断してください。

就職活動と恋愛は似ているとよく良く言われますが、盲目になってしまうので冷静にならないといけません。
そのためにも、自分と深く対話することが必要です。

学生キャスターからの感想

(内田)学生キャスター
人事の方のお話を伺うのは初めてだったので、どのお話も新鮮でした。
私も昨年、就活生としてES作成や面接などを経験したので、人事の方が就活生の何を見ていたのか、面接での質問の意図は何だったのか、を知ることができ、こんなところが見られていたんだなあ、と答えを教えていただいたような気がして大変興味深かったです。

企業も就活生も、お互いに本音で自分の全てをさらけ出すことが大切で、その結果として良い出会いに巡り会えるのだと思いました。山宮さんの、「就活ではなく、人生のものさしを考えてほしい。」というお言葉が強く印象に残ってます。私も、就活だけにとらわれず、将来のことを考えながら会社選びをすることが大切だと思います。就活生の皆さん、頑張って下さい!

(漆原)学生キャスター
今回のインタビューは人事として大切していることや、学生たちに就職活動についての沢山のアドバイスを頂けました!
私は、人事担当である山宮さんが「学生に冷却期間を与える。」とおっしゃっていたことがとても印象的でした。入って欲しいと思った学生が入社を悩んでいた場合、引き止めはせず、イノベーションさんでは突き放すそうなのです!(笑)
それは、自分の意思でしっかりとどこで働きたいのかを考えてもらうためだからとおっしゃっていました。
内定を頂いた会社についてしっかりと考えられる期間を頂けるのは、とても素晴らしいことだと思います。
冷却期間を経ても「入りたい!」と思った会社だからこそ、イノベーションさんでは内定辞退がここ数年起きていないということも納得でした。
そして何よりも、自分たちが選んだ学生を信じて、どーんと構えている姿勢も素敵で格好いいと感じました。
山宮さんの人事のお仕事に対する熱意あるお話しを伺えて、イノベーションさんについてはもちろん、就職活動のあり方についても学べたインタビューでした。
本当にありがとうございました!

(末吉)学生キャスター
山宮さんは、どのようなお仕事も「情熱」と「真心」を持って楽しんでされているということが、生き生きとされた表情やお話から伝わってきました。また、問題意識を持ち、持つだけでなく解決するために積極的に行動していかれているということが、素晴らしいと思いました。

山宮さんの熱意のこもったお話を、何度もインタビューをしていることを忘れてしまうくらいに終始聞き入っていました。たくさんの貴重なお話をしていただきありがとうございました。来年に控えている就活のヒントもいただいたので、積極的に活かしていきたいと思います。

この記事は私達が担当しました

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