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株式会社meleap 福田社長 経営者インタビュー

第19回「ベンチャー企業に聞いてみよう!」では、AR技術を用いたテクノスポーツ“HADO”を展開する株式会社meleap、CEOの福田浩士様にインタビューさせて頂きました。

インタビューアー 三谷都美さん(慶應大学3年) 漆原怜奈さん(清泉女子大学3年)

会社概要
会社名:株式会社meleap
設立:2014年1月24日
CEO:福田浩士 様
資本金:9,360万円
事業内容:HADOの開発・運営
所在地:東京都港区虎ノ門2-7-10 ニューファッションビル4階

* お問い合わせはこちら


|ここからがインタビューです

(三谷)
事業を始めたきっかけを教えてください。

(福田社長)
学生の頃から起業に興味がありました。在学中も起業していたのですが、「これをやりたい!」と強く思えるものがなく大学卒業後は就職をしました。営業力を磨きたくてリクルートに入社し、1年ほど働き学んだのち「次は何をしようか」と考えたところ、改めて「魔法を使いたい」「空を飛びたい」と思ったんです。どうしたら実現できるかわからないけど、とりあえず会社を辞めようと決断しました。アプリも作ったことがなかったのですが、CTOの新木とともに技術を学びながら試行錯誤してプロトタイプを何度も作りました。
なんとなく“virtual×real”かつ“インプット×アウトプット”の組み合わせでおもしろいことができるのではないかと思っていました。インプットは情報を入力する装置、アウトプットが情報を出力する装置、例えばディスプレイやプロジェクターです。それらを使うことで魔法につながるだろうし、世界をおもしろくするシステムを作れるはずだと確信し起業に至りました。

(漆原)
事業についてのアイディアは何から生まれましたか?

(福田社長)
子供の頃からドラゴンボールの「かめはめ波」に憧れていて、それを実現したいという想いから事業をスタートしました。憧れの技を放って戦いあったり、実際の空間に現れるモンスターを倒す体験ができたら面白いだろうなと考えていました。

(三谷)
会社を立ち上げるにあたり、最も困難だったことは何でしょうか。

(福田社長)
大きなビジョンを達成しようとする際、誰もが必ず困難にぶつかっていくというものだと思うんです。
僕らの場合はかめはめ波を打つという目標に対して「そもそもどうしたら実現できるか」という課題にぶつかり、試行錯誤しながら進んでいったら見えてきたって感じです。


(漆原)
HADOというAR技術を用いたスポーツを大々的に展開していますが、HADOについて教えてください。

(福田社長)
HADOは一つのARプラットフォームでもあり、競技名でもあります。
複数人でヘッドマウンドディスプレイとモーションセンサーを付けてそれぞれのプレーヤーの位置を特定し、virtual空間とreal空間の座標を融合し、ゲームとして成立させています。それがHADOのシステムです。
そのシステムを使い、対人戦やモンスターと闘うアトラクションのようないくつかのコンテンツを作っています。
スポーツ競技としてのHADOは基本的に人vs人の対人戦、最大3対3の対人戦が可能で、制限時間80秒でどれだけ相手のライフを削れるかを競う競技です。


(三谷)
テクノロジーとスポーツを組み合わせるという斬新な発想はどのような経緯で着想したのですか。

(福田社長)
かめはめ波が打てるようになって、次にどうするかを考えたところ、「対人戦の競技にしよう」と思いました。
対人戦の競技にしていけばユーザーが定着しやすいし、ビジネスとしての広がりも大きそうだと感じたからです。そのイメージ源となったのが今のeスポーツ産業ですね。あとリアルライフのスポーツ産業もリサーチしました。

(漆原)
ARとVRの違いは何ですか。

(福田社長)
ARとVR の違いはシンプルに言えばCGの量です。VRはフルCGを用いて、ここではない全く別の世界に没入するという体験ですね。
ARは今ここのリアルな世界に、あるはずのないものを存在させる。例えばモンスターだったりサインだったり。ARはAugmented Realityの略です。現実をベースにいかに拡張できるかということですね。
そしてその間にMR 、Mixed Reality というものもあります。
僕らがなぜVRではなくAR事業をしているかというと、リアルをベースにやっていきたいんです。いかにこの現実世界におもしろい要素を作れるかを考えてきました。例えば街を歩いていたらモンスターが出てきてバトルになるとか。今VRが盛り上がっているからVR事業に着手しようという考えはありません。日常生活をおもしろくする切り口を考えた結果、ARという手段を使っている訳です。

(福岡)
もし僕がHADOを普及させるとしたらARよりVRを使うと思います。VRの方がよりハイクオリティな世界を作れると思うので。

(福田社長)
何を大事にするかで手段は変わると思います。僕らは、エネルギー弾を打ち合って戦う競技を作るにはARの方が向いているなと思った訳です。
でも完全にドラゴンボールの世界に入りきって魔人ブウと闘いたいのであればVRの方が向いているかもしれないですね。何を実現したいかを具体的に考えていくと最適な手段が出てくると思います。


(三谷)
今後、AR、VR事業はどのように展開していくと予測しますか。

(福田社長)
ARとVRの市場は、まだまだ発展していくと思います。
特にARは日常に溶けこむ可能性が高いと思っています。2030年に人が頭に付けているものはVRデバイスではなく、ARデバイスだと予想しています。
例えばグーグルグラスも少し前に話題になりましたが、あれって身につけるものですよね。生活の中で常に身に付けるものとして、スマートフォンを持ち歩くのと同じような感覚じゃないですか。
ARデバイスもスマートフォンやパソコンと同じような存在になっていくと思います。
VRも非日常を体験できるものとして活躍すると思いますが、あのゴーグルを24時間身につけられないですよね。


(漆原)
御社で働いている社員の方の雰囲気や特徴などがあれば教えてください。また、どのような人がこの会社に向いていると思いますか。

(福田社長)
みんな自由ですね。(笑)
基本的に社員のやりたいことを尊重しています。定時もないので、好きなように時間を使ってくださいという感じです。毎日12時に定例会議があるので、その時刻までには来てほしいですが。
この会社に合うと思うのは、僕らが掲げているビジョンとフィロソフィーに共感できる人。ビジョンは達成したい世界、フィロソフィーは働き方ですね。世界をワクワクさせたいというビジョン、自分たちも楽しみながら仕事をしていきたいというフィロソフィーがある人です。
でも大前提として仕事ができる必要がありますけどね。(笑)

(三谷)
今後、御社はARやVRの技術を用いてどのような新たなゲーム、スポーツを開発していきますか。

(福田社長)
弊社のターゲットは4歳児~おばあちゃん、おじいちゃんと幅広いんですよね。売り先や作るコンテンツにもよって変わってくるのですが、例えばテーマパークで子供向けのコンテンツを作りましょう!ということもあれば、スポーツ施設で20代にハマる新しい競技を導入しましょう!ということもあります。ですので、HADOという一つのプラットフォームを元にいくつかのコンテンツを作り、伸びるものはブラッシュアップをしていきたいです。

最終的には、対人戦のコンテンツを伸ばしたいと思っていています。2020年までは各コンテンツを、2020年以降はスポーツとしての対人戦の事業を伸ばしていきたいです。
対人戦にこだわる理由としては、対人戦を極めるとスポーツ産業になり、非常に大きな産業ビジネスを作れると思っているからです。スポーツは教育、ヘルスケア、レジャーなど様々な要素を持ち合わせていますよね。なので、いろいろなビジネスを巻き込んで一大産業になっていくと思うんです。
例えばサッカーも数兆円の市場規模があると言われていて、これと同じようなものをもう一つ作れたらすごいなって。僕らのテクノスポーツはその可能性が十分にあると思います。HADOを通して世界中の人に夢と希望を与えていきたいです。
スポーツ観戦をしている時ってすごく夢中になるじゃないですか。隣にいる人たちと感動を分かちあえたりもするし。そのようなものを提供できたらいいなと思っています。

2020年にはオリンピックも開催されるので、そこに合わせてHADOの国際大会も大きくして開催したいと思っています。
去年からHADOワールドカップという大会を始めたんです。毎年開催するので2020年に向けて少しずつ規模を大きくしていきたいです。


(漆原)学生にアドバイスをお願いします!

(福田社長)
どうすれば自分のモチベーションが最大化するのか、考え続けることが大事だと思います。やりたくないことをやっていてもしょうがない、自分の魂に失礼ですよね。「自分に任された仕事はこれだから」という意識でやっていても仕方ないと思うんですよ。やりたいことは何なのかを考え、やりぬくことが大切だと思います。
やりたいことが見つからない人もいると思うのですが、感じるものはあるはずです。
少しでも自分の関心がある方へ突き進んでいけたらいいのではないかなと思います。
いつも僕がキーワードにしている言葉として、「たぎる方に進め」があります。
何か感じた方向にとにかく突き進んで、やりぬいていけば、新しく見えてくるものもありますから。
何となくではなくやりぬくことを意識して可能性を感じた方向へ進んでいけばいいと思います。

|インタビューはここまでです
このほかにも学生の質問に真摯に答えて頂きました。福田社長、ありがとうございました。
また、インタビュー後にHADOのモンスター戦を体験させて頂きました!
その様子は第3回ビズチャンネルで是非ご覧ください!
※第3回ビズチャンネルはこちら


インタビューの感想
(三谷)
「面白い」を実現する会社。その様子は、オフィスに一歩足を踏み入れた瞬間に伝わってきました。福田代表のお話、理論はとてもロジカルでしたがその先にあるビジョンは現実の原理原則を超えたもの。想像や創造に溢れた世界を追い求め、お話をするその姿は生き生きとされていてとても印象的でした。
またHADOに挑戦できたことも貴重な体験でした!実際には存在しないけれど、まるで目の前にいる本物のモンスターと戦っているかのよう。まさに、現実と非現実の融合を身をもって体感することができました。最先端の技術を用いてたくさんの「楽しい」や「面白い」を生み出し、今以上に遊び心やワクワクで溢れた社会を創造していくmeleapさんの可能性に私自身も期待で胸が踊るようでした。

(漆原)
私はARを体験するのは初めてで、こんなにもリアルに空間へ溶け込んでくることに驚きました。また、手を動かすだけで波動を出してドラゴンを攻撃できるなんて魔法を使っているみたいでとても面白かったです。私はドラゴンボールの大ファンでもあるので、まさに「カメハメ波だ~!!」と興奮もしていました(笑)
今回体験させていただいたのはAR技術を使ったスポーツでしたが、スマートフォンが生活の一部となっているようにARやVRの技術が日常に溶け込んでくる日は後ほんの少しなのかもしれないと実感しました。
これからますます発展していくARやVRの技術がとても楽しみです。皆さんにも是非”HADO”の面白さを体験してもらいたいです!

ライター

大村 倫
2012年度ミス昭和女子大学。大学卒業時に結婚し、夫と娘の3人暮らし。 現在は、学生時代にキャスターを務めていた学生向けメディアでライターとして活動中。
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