毎年のように騒がれる地方学生と都心学生の就活格差問題。新型コロナウイルスの影響で急速に浸透した就職活動のオンライン化。時間的にも金銭的にも地方の学生にとっては、就職活動のオンライン化は就職活動の不利さを是正する一つの突破口となったと言えるでしょう。しかし、オンライン化が進んだことで「本来の自分らしさが伝わらないのではないか」「実際の対面よりもコミュニケーションの取りづらさや人の雰囲気のつかみにくさ」等のデメリットもあります。
このように、オンライン化は良くも悪くも学生の就職活動に変化をもたらしてきました。
これ等の変化を踏まえた上で、今回は地方学生の就職活動に注目して記事を書いていきます。
それでもなぜ、就活格差はなくならないのか
就職活動において、学生にとっても企業にとってもお互いのミスマッチをなくすことは重要な課題となっています。以前は、企業説明会やインターンシップ、OB・OG訪問によって実際に企業の方との交流する機会がありました。しかし、就職活動がオンライン化してしまった今、どのようにお互いのミスマッチをなくしていくのでしょうか…
結論は、やはりリアルなコミュニケーションを取ることです。下記のような調査結果があります。
就活生に最終面接は対面とオンラインのどちらを希望するかを尋ねたところ、83.8%が「対面」と回答しました。「オンラインがいい」と回答したのは16.2%となり、多くの学生が最終面接は対面を希望していることがわかります。オンライン面接で不安なことについて尋ねた際には、37%が「会社の雰囲気がわかりづらく、入社後のミスマッチが起こること」と回答しており、就職活動のオンライン化が進んではいるものの、まだまだリアルなコミュニケーションのニーズが高いことが分かります。
オンライン化によって以前より格差は少なくなったとはいえ、就職活動をすることは、まだまだ地方学生にとって時間的にも金銭的にも不利な状況であると思われます。
※出典:https://www.p-partners.co.jp/information/2020/pp201223/
そこで、今回は地方学生の就活を支援するサービスを紹介していこうと思います。
ジョーカツ(株式会社ナイモノ)
□特徴
・首都圏成長企業の採用担当者と直接出会える
・無料で泊まれるシェアハウス
・交通費補助HPはこちら
地方のミカタ(株式会社ジェイック)
□特徴
・イベントに参加したり、就活相談をするだけで交通費や無料宿泊がもらえる
・就活合宿や、企業の役員と食事をしながら就活ができる
・就活カフェや就活シェアハウスは利用できる
HPはこちら
サポーターズ(株式会社サポーターズ)
□特徴
・説明会や選考会に参加すると、交通費として1,000円~50,000円の支援金をもらうことができる
HPはこちら
ちほりけ(株式会社ネオキャリア)
□特徴
・交通費と宿泊費込みで地方の理系学生1人当たり最大6万円まで支給
HPはこちら
まとめ
私も地方就活生の1人ですが、今回の記事を書くまで知らないサービスがたくさんありました。調べれば調べるほど地方の就活生にとって魅力的なサービスに出会い、もっと早く出会いたかったと少しだけ後悔しています…。このように、地方の学生を支援するサービスはたくさんありますが、それに出会えていないことも、地方学生と都心学生との就活格差の1つの要因なのかと思います。
今回の記事を通じて、1人でも多くの地方学生が就活格差を感じずに就職活動できることを願っています。
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