世田谷区にある「Ikejiri Institute of Design 世田谷ものづくり学校」へ見学に行って参りました！

IID世田谷ものづくり学校とは？

株式会社ものづくり学校が、2004年に廃校になった旧池尻中学校舎を活用し「産業振興」「地域交流」「観光拠点化」を目指したリノベーション施設です。

事業内容

①オフィス提供 ものづくりに携わる個人事業主・企業（デザイナー・クリエイター）に教室をオフィスとして提供。
②起業支援 起業して３年以内のものづくり事業者に、賃料を低く設定した専用オフィスを提供する他、起業者向けのセミナー・講座を実施。
③イベントの実施 実際にものづくりが体験できるワークショップ、アート・デザイン・工業製品の展示、地域活性につながるイベントを実施。
（施設は一般の方も自由に見学できるように開放されています。＊月曜休館）
④スペースレンタル 施設内のオフィス以外の教室、スタジオなどの共用スペースの時間貸し事業。（企業が会社説明会や研修で使ったり、個人が同窓会で使ったり、様々な用途で利用されています。また番組のセットとして使われることもあるそうです。）

（撮影にも使われる一番人気レンタルスペースの教室）

世田谷の他にも、 新潟県三条市に三条ものづくり学校があります。 三条ものづくり学校は2014年3月に廃校になった南小学校舎を活用し、オフィス提供、スペースレンタル、イベント実施などの事業を展開しています。 それに加え、三条の伝統ある優れた地場技術をサポートし、三条ものづくり事業の発展を目指しています。 三条市は、日本有数の金物のまち、ものづくりのまちとして知られているので、そこで働く職人さんたちが講師となって下さり、ものづくりが体験できるとのこと。 そして近々イベントも開催予定です！！ 「燕三条のものづくり　ぐるっと体験フェスティバル（終了）」

9月19日（月）10 時〜17世田谷ものづくり学校
新潟でしか体験できないことが東京でもできるチャンスです。 伝統的な工芸技術、鎚起銅器のぐい呑みを作ったり、新潟名産の笹団子が作れるのです！ 敬老の日でお休みなので、まだ予定が決まっていないという方は足を運ばれてみては？親子で参加するのも素敵ですよね。

見学してみて・・・

はじめにものづくりと聞いたときは、木工品などをDIYするようなイメージがありました。ですが実際に施設を訪れてみると、ものづくりの括りの大きさに驚きます。3Dプリンターのような最新技術を使用し、工作できるシェアスペース。TシャツやiPhoneケースはじめ、あらゆる印刷物を手がけるオフィス。はたまた音楽や映像を制作するオフィス。このように幅広い分野においての「ものづくり」に携わるデザイナーさん、クリエイターさんがいらっしゃいます。教室ごとに違った顔を持つオフィスが並んでいるので、まるで文化祭を訪れているような気分になります。

（3Dプリンターやレーザーカッターなどの最新の機器が置かれているシェアスペース「Fab Lab Setagaya at IID」） また、学校の形がそのまま残っているのでどこか懐かしくて居心地の良さも感じられます。

（廊下） 見学した日は、夏休み最終日だったので、たくさんの小学生が遊びにきていました。知育系アプリの開発などを手がけるオフィスが提供しているゲームで遊んでいた様です。

ものづくり学校では、最先端の技術、WEBデザインなど幅広い分野のものづくりを見学・体験することができるので、子供にとってはものを作る楽しさを知りつつ、職業や仕事を知るきっかけにもなります。 また、カフェも館内にあるのでゆっくりできますし、シアタールームで昔の映画の上映もしているので大人も楽しめます。 とても面白い有効活用ですよね。

今後も「産業振興」「地域交流」「観光拠点化」においてさらなる発展が楽しみです。 皆さんも一度このワクワク感を味わってはいかがでしょうか？ きっと、想像を超えるわくわくが待っています。