発信力で個人を輝かせる会社|株式会社Coupe インタビュー

美容師とサロンモデルのマッチングサービスとしてCoupeは生まれました。

「個人を輝かせる」というビジョンを掲げ、美容師とモデル向けWebサービス「Coupe」の運営の他にもインフルエンサー事務所「COUPE MANAGEMENT」の運営を行なっている会社です。

会社概要( 2022年3月情報 )

社名:株式会社Coupe(クープ)
代表者:CEO 竹村 恵美
設立:2014年12月17日
事業内容:
・美容師・モデル向けWebサービス「Coupe」の運営
・モデル・インフルエンサーのキャスティングサービス「COUPE MANAGEMENT」の運営
所在地:〒150-0044
東京都渋谷区円山町28−1 道玄坂スカイビル8階 サイバーエージェントStartup Basecamp内
資本金(資本準備金含む): 31,536,640円
お問い合わせ先: info at coupe-tokyo.com

学生キャスター: 河尻桃子 木津菜々子 鈴木香帆 高石稜介

インタビューはここからです!

(高石)
Coupe様の事業内容を教えてください。

(竹村さん)
Webサービスでのモデルさんと美容師さんのマッチングや、Instagramやライブ配信などで活躍するインフルエンサー達のマネジメントの2つを中心に活動する組織です。

(木津)
美容師とサロンモデルのマッチング事業を始めようとした際に、最初にどのような行動をを起こしたか教えてください。

(竹村さん)
まず自分が思い描くWebサイトのイメージを紙に書き起こしました。もともとWebサイトを作ってみたくてプログラミングの勉強をしていました。

(鈴木)
インスタグラマーの育成とは具体的にどのようなことを行っていますか?

(竹村さん)
「個人を輝かせる」をビジョンとしており、Instagramで活躍したい方を応援することで個人をサポートしています。

具体的に最終的な目標のフォロワー数を設定し、そこから逆算し1ヶ月あたり、1日あたりの目標値を決めていきます。その数字を達成するために1日あたりの投稿数とライブ数を設定し、一緒に頑張っていきます。

(鈴木)
インスタグラマーを目指す方々はどのような方々でしょうか?

(竹村さん)
サロンモデルをしている方々です。半年の期間一緒に活動をして、フォロワーが100人から2万人まで増えた子もいます。

(高石)
Coupe様がターゲットとしている顧客層を教えてください。

(竹村さん)
キャスティングを行なっているのは会社側です。例えば、資生堂や花王といった企業の方に「このモデルさんを使ってください。」とお願いをします。

ですのでビジネスを行なっているCoupeとしては、ターゲットは若い人たちではなく、美容系の企業になります。しかし最近では、美容系に留まらず、ビズリーチのホームページのモデルキャスティングも行っています。

(河尻)
大学生の時に会社を立ち上げるのに困難だったことはありますか。

(竹村さん)
大学3年生の秋にWebサービスを始め、大学4年生の冬に会社を登記しました。会社にしたのは大学4年生の終わりです。その頃は授業もないし、卒業論文が大変だったわけでもないのでスケジュールは今と変わりません。

難しいことといえば、一般企業に就職することなく会社を立ち上げたので、ビジネスマナーやビジネスメールが未だによく分かっていないことです(笑)。

(木津)
内定を蹴ってまで、起業をした理由を教えてください。

(竹村さん)
事業をさせたい、お金儲けをしたいという気持ちはなく、その時点でユーザーがついていて需要があったからです。誰かが使ってくれるなら価値になるだろうと考えていました。

数人の運営者の力で何千人の美容師とモデルが楽になるのなら儲からなくても、仕事としてのやりがいや生きがいがあると思っていました。

(鈴木)
起業をしてよかったと思う瞬間はいつですか?

(竹村さん)
モデルたちが輝けたときです。サロンモデルと美容師のマッチング事業は4年ほど行っていて、今年の4月からCoupeマネジメントという専属組織をつくり始めました。専属モデルの子たちが大きい仕事が決まっていき、「人生変わった」と言ってくれるときは嬉しいです。

また、モデルの中にはサラリーマンをしながらモデル業をしている方もいるのですが、その子が「やりたいことがやっと見つかった」と言ってくれたときはやっていて良かったと思いました。

(鈴木)
専属モデルの方々も初めはサロンモデルだったのでしょうか?

(竹村さん)
そうです。Coupeモデルは全部で600人、専属モデルは全部で13人います。

最初のオーディションで全員お会いするのですが、その後会っていない間にサロンモデルをやっていく中でどんどん磨かれて、有名になって、大手雑誌の表紙をかざっていたということもよくあります。

会社として原石の子たちがたくさんいてくれるのに、ただただ磨いただけで逃してしまうのはもったいないことです。それで、専属モデルを始めました。

たとえ有名事務所に入ったとしても、事務所が売り込んでくれないと有名になることはできません。でも、ライブ配信やInstagramやYouTubeは、個人で頑張れば頑張るほど結果がついてきます。私は、時代はそっちに向いていると思っています。

(高石)
「個人を輝かせる」がビジョンと書いてありましたが、そのためには何が必要だと考えていますか。

(竹村さん)
発信力が全てだと思っています。今は思ったこと、感じたことが自分で発信できる時代です。

例えば商品レビューでこれが美味しい、美味しくないなどと言うだけでも個人の力になり、その積み重ねでファンができるかもしれません。

フォロワーを増やすことに職業は関係ありません。記者であってもインスタグラムのフォロワーを5万人にすることも可能です。

大きなメディアに出たことがなくても自分の力で人に影響力を与えることができる時代なので、個人を輝かせるにはとにかく発信、発信、発信だと思います。

(河尻)
社会で働く時に女性で良かったと思った瞬間はありますか。

(竹村さん)
めちゃくちゃあります!(笑)

まず、女性起業家は珍しいので目立てることです。今日みたいにインタビューに来て頂けたり、ユーザーに覚えてもらえる点で、女性で良かったと思います。

(鈴木)
今後どのような事業を展開していきたいと考えていますか?

(竹村さん)
今後はライブ配信に力を入れていきたいと考えています。

YouTuberやインスタグラマーは割ともう飽和されていて、新たに有名になることは結構難しいです。しかし、ライブ配信は「月100時間やればだれでも人気になれる」と言われているくらい努力がそのまま力になります。

台湾では、「17ライブ」というアプリで有名になった歌手がデビューして売り上げ1位になったということもあります。わかりやすいパフォーマンスでなくても、ただただ喋るだけで投げ銭をもらえるという力は、今後エンターテイメントで必要とされてくると思います。

また、パソコンを持っていない子、編集のやり方がわからない子でもライブ配信ならできるので今はライブ配信に力をいれています。

(木津)
目標を達成するために必ず行っていることを教えてください。

(竹村さん)
例えば数値目標であれば、とにかくその数値を期間で割り算していくことと、見通しをもって今やるべきことを逆算することです。

(河尻)
これから社会に出る準備をしている学生に、メッセージをお願いします。

(竹村さん)
大学生でやりたいことが決まっている人の方が少ないと思います。だからこそ、たくさん行動をした方がいいです。

たくさん行動をすると、自分に向いていないものが分かって来ます。自分が嫌いなものや苦手なもの、知る機会がたくさんあるのは大学生のうちだけですよ!

あと、新卒にこだわる必要はないと思います。留学したり、長期インターンに行ったりなどしたいことをやり切ってください。

自分はこれができるという強みを手に入れることができれば、就職活動にも役立てられると思います。
頑張ってください!

インタビューをしてみての感想

(河尻)
社会で働く時に「女性」であることは得でしかないという言葉に驚きました。竹村さんのようにやりたいことを楽しんでやっていれば、男女のキャリアや賃金格差はたいして問題にならないのではと感じました。

また、竹村さんは「流行り」に乗るのが上手いなと思います。次に流行るのは「ライブ配信」だそうです!その時々で人が何を求めているのかを考えてマネジメント業を展開していくCoupeの今後の活躍が楽しみです!

(木津)
女性の起業家の方にお話を聞くことは初めての体験でした。実際にお会いしてみて、とてもきれいできらきらと輝いていて、そして淡々とやるべきことをこなすことができる方という印象を受けました。

しかし、より多くの美容師とサロンモデルを楽にしてあげたい、助けたい、という正義感と面倒見の良さ、心の温かさをも兼ね備えていて、それがCoupeさんを大きく成長させることのできる要因の1つなのかもしれないと思いました。

(鈴木)
大学でジェンダーについて学んでおり、男社会の中で女性が活躍するには大きな障壁があると感じていました。しかし、竹村社長は起業家として女性でよかったことしかないと話しており印象的でした。

個人が輝くためにまさに今何をするべきなのかきちんと先を見通し、逆算して考えられており、今後のCoupeモデルの活躍が非常に楽しみです。

(高石)
話やすく、明るい方でインタビューがとても楽しかったです。

最初は起業する女性と聞くと言葉が鋭く口調も強いと言うイメージを勝手に持っていました。しかし実際にインタビューをしてみると全くそんなことはなく、笑顔が多く、積極的にコミュニケーションを取ってくださる方でした。

また、竹村さんが学生時代にメディアを目指していたと言う話がとても興味深く、アナウンサー受験の難しさを理解しつつも背中を押して頂けたので、とても嬉しく思いました。
竹村さんのような女性がもっと社会に増えて欲しいです。

この記事は私達が担当しました

  

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