先輩社員に聞いてみた!大手総合商社の伊藤忠商事、入社5年目の渡邊さんにインタビュー

今回は、少し先輩で既に働かれている伊藤忠商事株式会社で働いている渡邊さんにインタビューをさせていただきました。

今のお仕事についてはもちろん、学生生活や就活の体験談についても根掘り葉掘り学生キャスターが伺ってきました。私たち学生と年齢が近い社員の方だからこそ聞けた内容が盛りだくさんです!

インタビューはここからです。

(白賀)
まず、渡邊さんの学生生活について教えてください。

(渡邉さん)
はい。出身大学は横浜市立大学で、国際総合学部に在籍しブランドマーケティング(商品が 売れ続けるための仕組みを作って、そのブランドのファンを増やすこと)や経営を学んでいました。
また、バスケットボール部に所属していたので、部活中心の生活を送っていましたね。
就活については、3年生の12月から始めましたが、周りにはすでに内定を得た友人もいて焦りも感じていました。


(岡田)
学生から社会人になってどんなことが変わりましたか?

(渡邉さん)
社会人には、「責任」、「気持ちに左右されずにベストパフォーマンスをすること」、「仕事に自分の色を出すこと」、そして「他人がやらないことをどこまでできるか」といったことが求められます。
具体的に「責任」の例を挙げると、自分の言ったことは時間を決めて期限までにやり遂げるといったことですね。もしできないなら、どうしてできないのかを説明し、新たな期限を提示して遂行させます。

自分の発言に対してコミットすることが信頼となり、新たな仕事に繋がるのだと、仕事を通して感じました。
僕は幸いにも先輩に恵まれていて、直すべきところは遠慮なく指摘していただいているので、それに対して行動で示して信頼を得ることが大切だと思っています。

(松本)
学生時代にしていたら良かったと思うことはありますか?

渡邉さん)
留学です。商社で働いているからこそかもしれませんが、外国語でコミュニケーションがとれないと商売ができないので、外国語でのコミュニケーションスキルはとても重要だと思います。
僕は入社後に中国に留学させてもらったのですが、とてもいい経験となりました。
留学は言葉だけではなく、文化を知ることができます。相手の文化を知らなかったり感覚が違ったりすると、コミュニケーションがとれないし、仲良くなれないんですよ。日本との違いはたくさんあるし、その違いは実際に行ってみて初めて気づけると思っています。

学生の皆さんは、若いうちに吸収できるものは吸収しておいたほうがいいと思います!
社会人になってから留学したいと思ってもなかなか時間をとることも難しいですから。 大学には様々な留学支援などもあると思うので、ぜひ探してみてください。

(松本)
会社では英語を使う場面が多いのですか?

(渡邉さん)
使いますね!大変です。(笑)
周りの社員に英語ができる方が多い中、僕は珍しいタイプで、全然英語ができないまま今の会社に入りました。だから、英語で行われるミーティングの際は、みんな英語ができる前提なので通訳の方もいませんし、そこで遅れをとってしまうなど、正直苦労しています・・・。
やっぱり英語も含め、外国語の学習は大事だなと思います。

(岡田)
就活に関するお話もお聞かせください!
説明会やインターンには積極的に参加されていましたか?

(渡邉さん)
当時は部活に集中したかったので、説明会にもインターンにもほとんど行きませんでした。
でも、OB訪問だけは積極的に行くようにしていました。質問したいことがあるなら、実際に働いている人の声を聞く方が早いと思っていたので、ひたすらOB訪問を繰り返していましたね。

(松本)
就活中に意識していたことや大変だったことはありますか?

(渡邉さん)
就活中は、「論理的な話し方に直すこと」と「自分が何をしたいのか」を意識していました。
僕は、「話が面白くない」、「言っていることがよく分からない」とよく指摘されたので、筋道を立てて話す練習をしていました。
例えば、バスケットボール部の練習や試合後の反省会では、「言いたいことが3つあって・・・」なんて、ロジック立てて話したりしていましたね。(笑)

質問に対してまず結論を出して、なぜそう考えるのか、その会社で何ができるのか、それによって自分の目標は達成されるのか、といったように筋道を立てて話すことを就活の時から社会人になった今でも意識しています。

みなさんも就活で志望動機を聞かれると思いますが、「自分のやりたいこと」をツリー型にして考えてみるといいかもしれません。トップに自分が一番なりたい像を置いて、そうなるために何をしたらいいかを細分化していくんです。そうすると様々な要素が出てくるんですよね。そしてその中から取捨選択をして、いらないものを削ぎ落としていく作業をすると、「自分はこうなりたいんです!」といった言葉が明確に出てくると思います。

(岡田)
話し方の練習をするなど就活について、誰からアドバイスを貰っていましたか?

(渡邉さん)
OB 訪問でお会いした先輩方にアドバイスを貰っていました。
学生は「学生から見た企業像」でしか語れないので、実際に働いている社会人と話すことで企業像のギャップを埋めていました。 エントリーシートは僕が尊敬している色んな人に見てもらいました。貰ったアドバイスを参考にしつつも、自分の意見をぶらさないように自己分析を意識していました。

(白賀)
就活中、視野に入れていた業界は何ですか?

(渡邉さん
大学でブランドマーケティングの勉強をしていたので、最初はメーカーを考えていました。特に、海外で働いてみたいという憧れがあったので海外シェアの高い企業に魅力を感じていました。
でも、メーカーで働くOBの方たちの話を聞いて少し違うかもと思い始め、メーカー以外も視野に入れることにしました。結果的に、海外駐在の可能性が高い企業で経験を積める総合商社のスタイルが自分にとってはよかったです。

(岡田)
企業分析はどうやっていましたか?

(渡邉さん)
就活は商社と銀行に絞っていました。各企業にどういった色があるのかを、新聞やIRを見て自分なりに調べました。

(甲斐)
どうして伊藤忠商事さんで働きたいと思ったのですか?

(渡邉さん)
商社の中でも伊藤忠商事では、「生活により近い商材」を取り扱っているところに魅力を感じました。
また、商社は「人」が大事なので、就活中に社員さんが毎回真摯に対応してくださったことも魅力の一つでした。そんな社員さんのようになるためにはどうしたら良いのか、このような会社で働くためにはどうしたら良いのかを、業界研究や自己分析をしながら考えました。

(甲斐)
今のお仕事について詳しくお聞かせください。
商社では具体的にどのような仕事をするのですか?

(渡邉さん)
人とお金を使っていろいろなことをやっている会社ですね。
トレーディング(製品を仕入れて売る)や、企業への投資など多岐に渡ります。

トレーディングの商材は、食品や繊維、機械など様々な分野があります。
僕は「生活により近い商材を取り扱いたい」という考えで入社したのですが、やりたかったのは「顧客のニーズに対して自分の考えたビジネスモデルでそれらを届けること」だったので、商材に特にこだわりはありませんでした。ただ、こだわりのある人や、やりたいことが明確な人もいるので、会社としては希望を叶えるように最大限努力はしてくれます。


(松本)
多数の部署がありますが、どのような経緯でどこに配属されましたか?

(渡邉さん)
最初に配属された繊維の部署は希望して入りました。ブランドマーケティングではないですが、好きだった洋服に携われたのはありがたかったです。もちろんしんどいこともありましたけどね。 (笑)

今は、情報金融の部署にいます。こちらは希望していたわけではなく、会社の組織編成の時に異動になりました。
でも、物を売る人間として取り扱う商材について職人並みの知識が必要なので、基本的には部署の異動は珍しいんです。

(松本)
仕事のやりがいを感じる瞬間や魅力を教えてください。

(渡邉さん)
繊維の部署にいた時は、裏方の仕事だったこともあってやりがいを感じるのが難しかったです。
でも、ある研修で、暑い中反物を運んでくれるワーカーさんたちに対して僕が指示をするという経験をしたことがきっかけで、自分の仕事を支えてくれている人をリスペクトすることや、ミスや失礼がないようにすることを心がけるようになりました。

今は、自分が作ったものが店舗に並べられ誰かに買ってもらえるところを見ると、頑張った甲斐をすごく感じます。その点は、自分がずっと思っていた「生活に近いものを扱いたい」という思いにも合致していますね。

(白賀)
女性にとっても働きやすい社内環境ですか?

(渡邉さん)
バリバリ働きたいのに女性らしく扱われることはかえってマイナスだと思う方もいますし、子育てなどの事情があってケアが必要な方もいるので、人によって様々ですが、会社の体制は整っていると思います。女性に限らず、育休や部署、勤務時間、勤務場所などを考慮してくれます。

(白賀)
商社において、語学力や資格はアドバンテージになりますか?

(渡邉さん)
日本は人口維持のために外国人の受け入れを緩和してきているので、商社に限らず、どの企業でも語学力は必要になると思います。 僕は中国語の検定を持っているくらいですが、財務諸表などで数字を扱うので、簿記などの資格をとるのもいいと思います。

(甲斐)
最後に、この記事を見ている学生のみなさんにメッセージをお願いします!

(渡邉さん)
自分が何をやりたいのかを考え続けることが大事だと思います。やりたいことは経験や出会いによって変わりうるので、その時々で考えていくといいと思います。
また、やらなくてはいけないことに優先順位をつけて、本当にやりたいことに集中して取り組むのが自分のためになります。

大学生活は就活のための時間ではなく、勉強や友達と過ごす大事な時間なので学生生活をないがしろにしないようにすれば、有意義な就活もできると思います。頑張ってください!

インタビューの感想

(甲斐)
最近は、「就職活動でのアピールポイントを考えなきゃ」というプレッシャーから「就職に有利そう」という理由で行動することが多々あったと思います。

今回、渡邊さんの話を通して、「自分が本当にやりたいこと」を大切にしたいと改めて感じました。 また、どの業界でも語学力が大事だと聞き、より一層、普段の語学学習を熱心に取り組みたいと思いました。私は外国語大学に通っており、ありがたいことに英語や異文化に触れる機会が豊富にあります。この環境に感謝し、これからも学習し続けたいです。目の前にあること一つ一つに精一杯取り組んで将来の就職先を決めたいと思いました。貴重なお話をありがとうございました!

(白賀)
今回、企業の社員の方にインタビューをするのは初めてで、とても緊張していました。しかし、どんな質問にも笑顔を交えながら丁寧に優しく対応してくださり、とても充実した時間を過ごすことができました。

また、今回のお話から商社はもちろん、様々な業界に興味を持つようになりました。自分の将来や可能性について改めて考えるきっかけとなる、大変貴重な体験をすることができて本当に良かったです。

(松本)
商社がどのようなお仕事をされているのか今まであまり想像できなかったのですが、食品やスマートフォン、さらには衣類の裏地まで、伊藤忠商事さんがニーズに合わせて私たちに届けてくれているのだと知り、身近な存在に感じました。

渡邊さん自身、就活中に「自分はどうなりたいか」を常に追求し、周りの人からのアドバイスを受け入れつつも、自身の軸をしっかり持っていたというお話が印象的でした。そして、もともとマーケティングをしたかった渡邊さんが商社マンになりたいと気持ちが変わった点について、「やりたいことは変わる」とおっしゃっていました。「そうか、なりたい自分の姿は変わっていいんだ」と、1つの新しい答えが見えた気がしました。

私自身、3年生で自分の将来像について、多くの悩みや不安がありますが、自分は社会人として何ができるか、どんな自分になりたいかを問い続けて、それに対して自信を持って取り組みたいです。貴重なお話を伺うことができ光栄でした。ありがとうございました。

(岡田)
自己分析や自分の意見を持つことの大切さを学びました。インターンや説明会、OB訪問でいただくアドバイスを参考にしつつ、どれだけ自分の軸を持つかが重要だと思います。今後の就活では、「自分をぶらさないこと」を意識していこうと思います。非常に貴重な話をお聞きすることができました。

(宮本)
今回インタビューさせていただいた渡邊さんは、私が大学に入って特に勉強したいと思っていたマーケティングの分野を専攻されていた先輩だったので、やりたいことに対する考えに強く共感できて初心にかえることができました。

また、興味のあった商社の仕事内容について聞くことができ、前は調べてもピンとこなかったのが少し分かるようになりました。 そんな渡邊さんの学生から社会人として働く過程のお話を聞けたことで、自分自身の将来像が今までより想像しやすくなったように思います。そして、「就活って何をするのだろう」、という興味や不安に対して、学生の頃の具体的な体験を教えていただけたおかげで、これからの大学生活を充実させるべく頑張ろうという前向きな気持ちになりました。早速これから時間割を考えたいと思います。ありがとうございました!

 

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