
こんにちは!ビズキャンプラス運営の畠中です。
今回は、「はたらくその先に、喜びを」を理念に、ラジオや就活マッチングサービスを通じて新しいキャリア支援の形を提示する、株式会社 就活ラジオの代表取締役 碓井一平様へのインタビューとなります!
今回のインタビューでは、事業内容やサービス開発の背景、就活市場への問題提起、そして学生へのメッセージまで、多岐にわたる貴重なお話をお届けします!
「就職活動」「採用の在り方」「キャリア」「起業」などに興味のある方、必見です!
会社概要
会社名:就活ラジオ株式会社
代表:碓井一平
所在地:本社 富山県富山市上飯野20-6
設立年月:2022年1月11日
事業内容:就職マッチングアプリ「タレンティー」の開発・運営、
就活道場、採用コンサルティング、他自治体事業
URL:https://www.shukatsuradio.com/
インタビュー
(是枝)
ビズキャンプラスの学生に向けて、事業内容を教えてください。
(碓井さん)
私たちは学生さんに「タレンティー」という就活マッチングアプリを提供しています。
もう少し具体的に言うと、求人媒体には、色々なナビ機能やスカウトサービスがあると思うんですが、私たちのアプリは一人ひとりにMBTIみたいな自己分析ツールを用い「そんなあなたにはこういう会社がおすすめです!」という提案型のマッチングシステムを作っています。
例えばコミュニケーション能力が高い子には営業の求人票を、またはざっくりとしたイメージを持つ子に対しては、業界業種を問わず広く提案していくといった感じです。
(是枝)
事業を始めたきっかけについて教えてください。
(碓井さん)
大学生向けにキャリアガイダンスでお話しする機会があったんですが、そこに参加していた就活を控えた3年生の学生さんたちが、社会に出ることに対してすごく不安を抱えていていたんです。基本的にネガティブな声ばかりで、社会に出ることを楽しみにしている学生さんは本当に一人もいませんでした。
そういう現場を見たときに、大学の授業や研究だけでは、そういった不安を解消することまではできない。「じゃあ、私たち側で何かやれることがあるんじゃないか」ということで起業しました。

(是枝)
創業当初はラジオ配信をされていたと伺いました。なぜラジオというメディア媒体を選ばれたのでしょうか。
(碓井さん)
今はマッチングアプリがメイン事業ですが、創業当初はラジオ配信をやっていました。いわゆるベンチャーでよくあるピボットですね。
当時ラジオを選んだ理由は、リアルな情報を届けるために一番編集しにくいメディアは何だろうと考えたからです。文章はライター次第で好き放題書けますし、写真も動画も編集力で大きく変わる。でも音声コンテンツ、特に肉声を流しっぱなしにすれば、編集による演出が他のメディアに比べて薄れるんじゃないかと。
就活生にありのままの情報を届けたい。そう考えた時に音声配信、つまりラジオが一番見合っていたんです。
(是枝)
ラジオをやられていた時に、企業の方とお話しする上で心がけていたことはありますか。
(碓井さん)
なるべくリラックスしてもらって、用意された情報ではなくありのままの話を届けることを。意識してやっていました。
(是枝)
MBTIに似た自己分析など、学生に受け入れられやすい要素を取り入れようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
(碓井さん)
当時のインターン生が「こういうアプリを作ってほしい」って言ったのがきっかけなんです。
インターン生に「魔法のランプがあって目の前にジニーが出てきたら何をお願いする?」って聞いたら、「自分のことをすごく理解した人が、自分にとって最適な一社を日本中から探してきてくれたら、私はそこに就職する」って答えたんです。
それがヒントになって、自分のことを知ってもらうってどういうことだろう、今めちゃくちゃMBTIが流行っている!と。そこから動物を使ったタイプ診断やポップな色使いを取り入れ、オリジナルアプリを開発しました。
就職活動は、どこか形式張っていて面白くない、ストレスがかかる時間だと思うんです。だからこのアプリを使っている時だけでも、もっとカラフルでポップで、どこかゲームのような感覚で楽しんでほしい。恋愛だったらワクワクするし、ドキドキするし、高揚感もあるじゃないですか。
就職活動も言い方を変えれば、生涯ずっと一緒に働く会社やメンバーを探す、結婚に近いイベントだと思うんです。そういう考えを追求していった結果が今の形ですね。
(是枝)
アプリ開発で特にこだわった点はありますか。
(碓井さん)
とにかく「就活っぽい」ものを排除しようと頑張りました。
例えば色使い。リクルート系のサービスって青が多いと思うんですが、あれは信頼感を演出するためなんです。デザインの世界では「色は3つまで」「背景は白に」といったセオリーがあるんですが、私たちは開発の時にそういうものを一切無視して、色は何色でも使っていいし、青は青でももっとポップな青にしようとか。
お互いのマッチングに本当に必要な情報をどう整理するかに一番こだわりました。
(是枝)
刻々と変化する就活市場に、どのようにアンテナを張っていますか。
(碓井さん)
毎日就活関連のニュースがSlackに自動で飛んでくるようにシステム化しています。
ただそれ以上に大事なのが、現場の学生さんたちへのヒアリングです。世の中のニュース以上に、学生たちはいろんなことで悩んでいるので、欠かさずやるようにしています。それが一番時間をかけている部分かもしれないですね。
(是枝)
サービスを利用した学生や企業からの反響を教えてください。
(碓井さん)
学生さんからは、デザインの可愛さや「就活アプリっぽくない」という声をよくいただきます。私たちにとって最大の褒め言葉ですね。とはいえ、まだまだ荒削りの部分がたくさんあるので、これからも改善していきます。
企業さんからは、採用活動にAIを組み入れたいけどどう使いこなせばいいか悩んでいるという声が多いです。そこで私たちは各社に専用のコンシェルジュ、専用のカスタマーサポートをつけて、何に困っているのか、どこでミスマッチが起きているのかを一つずつ丁寧に言語化していく。先端的な技術ではなくアナログなことですが、丁寧に時間をかけていて、そこはすごく喜んでいただいています。
(是枝)
碓井さんの学生時代について教えてください。
(碓井さん)
中高はバスケしかしていなかったですね。青春もあまり楽しむことなく、本当にバスケ一筋でした。
高校まで散々バスケをさせてもらったので、大学は将来について学ぶ期間だと考えて、人生で一番勉強しましたね。単位を落とすこともなく、ひたすら勉学に時間を費やしていたかと思います。
(是枝)
碓井さん自身の就活経験は今に生きていますか。
(碓井さん)
実は私、就活やってないんですよ。3代目経営者の土木系環境コンサルの後継だったので、その会社に就職するために大学に行っていました。
卒業とともに会社に入ってすぐ現場で仕事をしていたような人間なので、就活経験という意味では全く生きていないんですね。
悩まずに就職して、30歳で独立して自分で会社を作ることになって…就職活動で人生が決まる部分もあるけど、人生の選択はいつでもできる!悩むぐらいだったら、少しでも楽しめる方法を考えたらいいんじゃないかと思っています。
(是枝)
碓井さんが望む就職活動のあり方と、就活市場への疑問点を教えてください。
(碓井さん)
人材業界がなくなればいいと思っています。
私たちのサービスが普及して、私たちのサービスがいらなくなるのが一番だと思っています。人材業界は便利な部分もあるんですが、影響力が強すぎる。個人の就職先も企業の採用情報も、一社が両方握った状態でサービスを提供するのはかなり独占的だなと。
人材業界のサービスがなくても、就活生が自分で来たい会社に就けて、企業も採用したい人材をしっかり採用できる。エージェントや大手ナビ媒体に頼らなくても、ちゃんと自分のやりたいことを見つけられるようになれば、それがベストだと思っています。
就活市場に対する疑問としては、なんでみんなこんなに人材業界の言いなりなんだろうというところですね。「早くやらないといい会社の求人票がなくなる」「この時期にはインターンやらなきゃ」「もう業界研究しなきゃいけないよ」とか、そういう情報にかなり左右され、一喜一憂する学生が多いですが、そもそも内定を取った人しかそのアンケートに答えられないんですよ。だから割合が高くなるのは当たり前で、実際のリアルはそんなことない。
繰り返しになりますが、人材業界が力を持ちすぎていて、ユーザーである学生も企業も鵜呑みせざるを得ない状況がある。こういった業界が必要ない社会になることが一番だと思います。

(是枝)
これからの展望について教えてください。
(碓井さん)
このタレンティーというサービスが、今の就職活動の在り方を変えられる一つのソリューションになると信じて、全国の学生に届けていく事が今一番の目標です。
ユーザーの声にちゃんと向き合って改善を重ねながらも、大事なところは守りつつ社会に訴えていかなきゃいけない。
私たちの会社のタグライン、理念は「はたらくその先に、喜びを」。
就職活動を就職のためだけで終わらせるんじゃなくて、働いた後、その先に喜びが溢れるような生活や社会を目指しています。そういった社会実現のためにタレンティーをどう普及させるか、今はそれだけに集中しています。
(是枝)
就職活動で自分の個性を生かすためのアドバイスをお願いします。
(碓井さん)
難しいところですが、一旦何でもやってみたらいいと思います。より多くのリアルな情報に触れてほしいです。
ただし、一方的な情報だけじゃなくて、ネットの情報、動画も観る、会社訪問、インターンもやる、OB・OG、友達とも喋るし、親の話も聞いてみる。いろんな角度から情報を集めてほしい。
例えば、企業の採用担当だけじゃなくて、その会社を訪問して内側を見る時間を増やしてみる。やりたいことが見つからなくても「この会社だったら働いてもいいかも」って思えるところがあれば、それが専攻した学部の業界じゃなくても全然いいと思います。
焦らなくてもいいです。ちょっとずつでも、企業との出会いの数を増やしていったらいいと思います。
インタビューを終えて
(是枝)
今回のインタビューを通して、就活の早期化だったり、色々な情報があふれている中で、みんなやっているからという義務感でやるのはあんまり良くないなと改めて感じました。
まだやりたいことも決まっていないので、4月以降、自分でいろんな業界を見ていく中で、やりたいことが見つかるか、この会社だったらいいかな、みたいな場所をうまく見つけていけたらいいなと思います。
(中村)
私もこのタレンティーを実際サイトの方で見させてもらったんですが、とにかくポップで絵柄とかもすごく可愛くて。他の就活サイトはどれも固いデザインのものが多いし、そういった見た目からも就活に対するネガティブな面を結構みんな持ってしまうんじゃないかなと思います。
就活に対するネガティブな気持ちを減らしたいということもおっしゃっていた通り、システムやサポート内容に注力するだけじゃなくて、ポップさとかゲーム感覚というところにも工夫をしているというところが、他の会社さんにはなかなかないと思って、すごく素敵だなと感じました。
碓井さん、貴重なお話をありがとうございました!
以上、就活ラジオ株式会社代表 碓井一平 様へのインタビューでした。次回もお楽しみに!
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