新たな日本酒に出会える口コミアプリ「サケアイ」|株式会社サケアイ 代表取締役 新山大地様 インタビュー

今回は事業内容がメディアに取り上げられて注目される株式会社サケアイを起業した代表取締役の新山大地様にインタビューさせていただきました。大学4年生の時に起業されてから現在に至るまでのエピソードや今後の展開について伺いました。

会社概要(2022年12月現在ホームページより)

社名:株式会社サケアイ
設立:2020年2月27日
代表:新山大地
事業内容:アプリケーション及びWebサービスの開発・運営
所在地:新潟県新潟市中央区笹口1丁目2番地 PLAKA2 1階 NINNO+
URL:https://sakeai.co.jp/

インタビューはここからです!

(荒井)
サケアイの事業内容について教えてください!

(新山社長)
事業内容は大きく2つあります。1つ目は、日本酒の口コミアプリ「サケアイ」の開発・運営です。日本酒を選びにくいという悩みを「AIによるレコメンド」と「唎酒師などの質の高い口コミ」で解決します。また、気になった日本酒やオススメされた日本酒をそのままオンラインストアで購入までできるようになっています。

2つ目は、今年の9月にリリースし始めた日本酒定期便サービス「サケアイボックス」の開発・運営です。アプリのレコメンド機能を使って、その人の好みに合わせて日本酒が定期的に届くサービスです。

(荒井)
若者の場合、お酒というと「チューハイ」や「ハイボール」のイメージがありますが、新山さんの日本酒との出会いはどのような感じだったのですか?

(新山社長)
大学編入で新潟に来たのがきっかけです。新潟って日本酒の文化がすごく強くて、様々な種類の日本酒を楽しめる居酒屋がたくさんあります。それで日本酒を飲む機会がたくさんあって、日本酒の美味しさにどんどんはまり始めました。

(荒井)
日本酒は最初飲みづらくなかったですか?笑

(新山社長)
私の場合は最初から日本酒にはまることができました。笑
焼酎やウイスキーに比べてそこまで度数が高いわけではないので、私の中ではそんなに「きついお酒」という印象はなく、すごく美味しいお酒だなという印象が強かったです。

(荒井)
ちなみに新山さんのオススメの日本酒は何ですか??笑

(新山社長)
最初にインパクトを感じた日本酒は新潟佐渡の「至」という日本酒です!これはとても美味しいので、ぜひ飲んでみてください!笑

(荒井)
日本酒をビジネスにしようと思ったきっかけはなんですか?

(新山社長)
日本酒にはまったのがきっかけです。もともと事業アイデアはずっと何にしようか考えてて、いろんなビジネスコンテストにも参加してました。私自身、特にこれが好きとか趣味がなかったんですけど、日本酒に出会ってからは日本酒がどんどん好きになっていきました。それがきっかけで、日本酒のアプリを作ってみることにしました。

(荒井)
AIと日本酒の組み合わせはとても新鮮なのですが、日本酒をアプリにしようと思った動機は何ですか?

(新山社長)
もともとアプリを触るのが好きでした。日本酒にハマったタイミングでどんな日本酒のアプリがあるのか調べてました。ただ、調べてみるとあまり魅力的なアプリがないということに気付き、自分で日本酒のアプリを作ってみようと決めました。あとは、もともとAI開発についてもある程度知識があったというのもあります。

(荒井)
アプリを作る上で苦労した点や難しかった点は何かありますか?

(新山社長)
AIの開発についてはもともとある程度の知識があったので、そこまで苦労はなかったです。ただアプリの開発については、チームで誰もやったことがない状態だったので、自分で一から勉強して開発していました。そこが結構大変でしたね。

(荒井)
それは独学ですか?!

(新山社長)
そうですね。最初は大学の図書館で本を借りたり、欲しい本を大学に取り寄せてもらったりして勉強していました。その他はwebで調べたりしてました。あとは実際に作りながら必要なところを調べてみてという感じで進めていました。

(荒井)
アプリ作りは意外と身近なところでできるんですね!

(荒井)
実際に「サケアイ」アプリを使ってみました!利き酒師や日本酒に精通されている方の詳しい口コミが多い印象があります。このような質の高い口コミはどのように集めたのですか?

(新山社長)
日本酒に限らずですが、どのジャンルでも自分が好きなモノであればその説明を詳しくしてくれる人たちが一定数はいると思っています。ただ、そのような人たちが口コミを書いてくれるようになるまで(リリース初期)は、自分たちメンバーで積極的に口コミを投稿するようにしてアプリを盛り上げるようにしてました。あとは、文字が多くて質の高い口コミがトップにくるようにしてあります。

(中桐)
大学在学中に起業したとのことですが、周りが就活に向けて動き出す中で起業したことには不安はなかったですか?

(新山社長)
私の場合は、大学4年生の頃に起業したのですが、それまで準備してたのでそこまで不安はなかったです。そして、そのまま大学院にいったのでまだ学生期間ということもあり時間的にも余裕がありました。

(中桐)
起業と学業の両立は大変でしたか?

(新山社長)
研究が忙しい人は学業との両立は大変かもしれないです。ただ、私の場合はアプリに使っているレコメンド機能をそのまま大学院の研究テーマにしていたので、会社でやっている内容がそのまま大学院の研究にもなるようにしてました。なので、そこまで学業に追われて大変!というようなことはありませんでした。

(中桐)
大学院で自分がやりたいことをやっていくと、さらに深まりそうですね!

(中桐)
起業して良かったと思うことはありますか?

(新山社長)
事業テーマを私の好きな日本酒にしていたので仕事をしていて楽しかったです。あとは、幅広く仕事ができるということです。企業に就職すると、職種が決まっていたり、どうしてもする仕事が限られてくることがほとんどだと思うんですけど、起業の場合は開発以外にも、営業やマーケティングなど色んなことをやっていく必要があります。私の場合はそのジャンルで色んなことがやりたいタイプなので、今思えば起業は自分に合っていたなと思います。

(中桐)
これからの「サケアイ」のビジョンについて聞かせて下さい。

(新山社長)
ビジョンは「世界の人々がお酒を愛し、お酒を最大限楽しめる世の中をつくる」ことです。「サケアイ」のサービスや商品をきっかけに、日本酒を好きになってもらえる。お酒を楽しくする時間と空間を「サケアイ」のサービスや商品を通して提供していけたらと思います。また、国内に限らず世界中の人がもっとお酒を楽しめるようにもしていきたいです。

(中桐)
これから日本酒や日本酒アプリ業界でサケアイをどのような存在にしていきたいですか?

(新山社長)
ビジョンの通り日本に限らず世界の人に使われるわれるサービス・商品を今後展開していきたいと思っています。幅広い世代、地域にもっともっと日本酒の魅力を伝えていきたいです。それこそ、若者にもどんどん日本酒を知ってほしいし、飲んで欲しいですね!やっぱり若者のなかのイメージとして日本酒は「飲みづらい」「お酒臭い」というのがどうしてもあって、それがとても勿体ないと感じてます。もっと美味しい日本酒があるということを伝えていき、若者が日本酒にはまるきっかけも作っていけたらと思います。

最後にビズキャンプラスを見ている学生に向けて一言メッセージをお願いします!

(新山社長)
あんまり深く考えず、とりあえずやってみることがすごく大事だと思います。学生起業はリスクが本当に少ないです。仮に失敗したとしても何かしら自分に残って学びになるのでとりあえずやってみるのがオススメです。就職に関しては、私自身経験したことがないので分からないですが、色んな業界を調べてみて、自分が何をしたくて何ができるのかというのを理解しておくことが大切だと思います。頑張ってください!

インタビューをしてみての感想

(中桐)
インタビューを通して、自身のやりたい気持ちへ向き合うことが周りを巻き込み、社会を変えるきっかけを生み出すのだと学びました。私たちの世代には馴染みの少ない日本酒ですが、アプリをきっかけに日本酒を身近に感じました。そのきっかけがいずれ世界中に広がっていくといいなと思います。私も新山さんのように「やりたい」に挑戦し続ける姿勢を忘れず、社会に素敵なきっかけを与えていく存在を目指したいです。

(荒井)
利用者が自分に合う日本酒を見つけやすいような工夫ばかりで使い手に寄り添ったサービスが多く、感銘を受けました。私もこれからの就職活動では独りよがりにならず、受け手の目線に立ち自分が社会のために何ができるのかを考えていきたいです。日本酒は私たち若い世代には少し馴染みが薄いですが、このアプリをきっかけにまず若い世代に日本酒の魅力が広まればと思いました。そして日本酒の魅力を日本中に、世界中に広めることで日本のアピールにもなるといいなと思います。大変興味深いお話でした、ありがとうございました!

 

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