森林資源を価値あるものに|株式会社ForestFollks 桜井 隆志 様 インタビュー

こんにちは!ビズキャンプラス運営の中村です。
今回は、株式会社ForestFollks 代表取締役 桜井隆志様へインタビューさせていただきました。

森林のアセットマネジメント事業を通して、森林の価値向上や課題解決に取り組む株式会社ForestFollks。
森林整備だけでなく、環境価値やDX活用、新しい森林管理の仕組みづくりなど、多角的な視点から「これからの林業」に挑戦されています。
今回のインタビューでは、事業内容や起業のきっかけ、フォレストトランスフォーメーション構想、組織づくり、そして学生へのメッセージまで、幅広くお話を伺いました!

「環境価値」「環境問題」「地方創生」「GX・DX」「スタートアップ」などに興味のある方、必見です!

 

会社概要


 会社名:株式会社ForestFollks
  代表:桜井 隆志
 所在地:新潟県南魚沼市六日町140 MAKINO-BA内
設立年月:2023年5月10日
事業内容:森林・林業のアセットマネジメント、森林設備、森林管理
  URL:https://www.forestfolks.jp/

 

インタビュー


(畠中)
事業内容について教えてください。

(桜井さん)
弊社では、森林のアセットマネジメントをメインで行っています。森林所有者の方から長期的に森林を預かり、整備や管理を行いながら利益を生み、その一部を所有者へ還元する事業です。

従来の林業である「植えて育てて伐採する」という木材生産だけでなく、森林整備後の活用や、企業との連携、カーボンクレジットを含む環境価値も組み合わせながら、新しい森林の価値づくりを進めています。イメージとしては「不動産管理会社の森林版」に近いですね。

(畠中)
顧客は、どのような方が対象になるのでしょうか。

(桜井さん)
森林所有者の個人や自治体、企業が中心です。また、森林を活用した新規事業を考える企業や、森林を資産として保有したい投資家の方も対象になります。

(畠中)
御社の強みについても教えてください。

(桜井さん)
これまでの林業は、林業側だけ、あるいは環境側だけなど、片側からのアプローチが多かったと思います。弊社では、森林整備、DX、テクノロジー活用、新しい収益モデルづくりまでを一体で取り組める点が強みです。

全国規模で、森林課題を総合的に解決しようとしているところは、まだ少ないと思っています。

(畠中)
事業を進める中での課題やボトルネックはありますか。

(桜井さん)
各地域のキーマンとのつながりですね。また、従来とは違う林業の形なので、共感してくれるプレイヤーを増やしていくことも重要だと感じています。

(畠中)
実際に、どのように人とのつながりを広げているのでしょうか。

(桜井さん)
スタートアップとして積極的に外へ出ることですね。ピッチイベントやプレゼンを通じて活動を知っていただき、お問い合わせにつながることが増えています。

(畠中)
起業されたきっかけについても教えてください。

(桜井さん)
もともと林業に入って3年ほどで独立したいと思っていました。ただ、林業業界は収入面も含めて厳しい現状があり、一度は独立を諦めたんです。

その後、林業の課題や外部環境を学ぶ中で、「このままでは森林が荒れてしまう」という危機感を強く持つようになりました。そこに脱炭素の流れも重なり、「今なら課題解決に挑戦できる」と感じて起業しました。

(畠中)
当時はカーボンクレジットなどの概念も、まだ一般的ではなかったですよね。

(桜井さん)
そうですね。最初はかなり理解されませんでした。「怪しい仕組みじゃないか」と言われることもありましたね。
最近は少しずつ浸透してきましたが、森林アセットマネジメント自体の認知はまだまだこれからだと思っています。

(畠中)
アセットマネジメントについて、改めて教えていただけますか。

(桜井さん)
森林を「資産」として捉え、価値を高めていく考え方です。
現在は、小規模な森林が点在していることで効率的な管理が難しく、放置林も増えています。そこで、森林をまとめて長期的に管理し、価値を向上させていこうというのが、森林アセットマネジメントです。

(畠中)
起業後、最も苦労したことは何でしょうか。

(桜井さん)
やはり人ですね。スタートアップ自体への理解がまだ少なく、採用時のミスマッチも多くありました。
ただ最近は、ビジョンに共感してくれるコアメンバーも集まり始めていて、ようやくチームとして形になってきた実感があります。

(畠中)
組織づくりで大切にしていることはありますか。

(桜井さん)
一番はビジョンへの共感です。スタートアップの初期は、役割を限定せず、みんなで幅広く動かなければいけません。
だからこそ、「自然が好き」「森林課題を解決したい」という強い思いを持っていることを大切にしています。

(畠中)
そもそも林業に進まれたきっかけは何だったのでしょうか。

(桜井さん)
以前はプロスノーボーダーを目指していました。山を登って滑るスタイルが好きで、自然の中で過ごすことが多かったんです。
怪我をきっかけに競技を辞め、その後南魚沼へ移住しました。「せっかくなら自然に関わる仕事をしたい」と思い林業に入り、実際に働いてみるとすごく面白くて、のめり込んでいきました。

(畠中)
掲げられている「フォレストトランスフォーメーション」とは、どのような考え方でしょうか。

(桜井さん)
今の林業は木材生産が中心ですが、それだけでは管理されない森林が増えてしまいます。

そこで、森林整備そのものに価値を持たせ、利益を生み出せる仕組みを作りたいと考えています。森林をインフラや生態系サービスとして捉え直し、放置林問題や災害リスクの解決にもつなげていく。それがフォレストトランスフォーメーションです。

(畠中)
最後に、進路に悩む学生へメッセージをお願いします。

(桜井さん)
まずは、自分が少しでも興味を持てることに挑戦してほしいですね。

お金は後からでも頑張れば稼げますが、やりたいことに本気で向き合える時間は貴重だと思います。その中で知識や経験を積み、自分なりの形につなげていけばいいんじゃないかなと思います。

 

インタビューを終えて


(畠中)
今回インタビューを通して、桜井さんがなぜ林業に携わり、起業されたのかというルーツから、現在取り組まれている森林課題や事業内容まで、一連の流れを深く理解することができました。
私自身、佐渡の竹林問題に取り組むサークルに所属していることもあり、同じような課題意識を持って活動されていることにとても共感しました。ぜひ今後も応援させていただきたいと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。

桜井さん、貴重なお話をありがとうございました!

 

以上、株式会社ForestFollks代表、桜井様へのインタビューでした。次回もお楽しみに!

この記事は私達が担当しました

  

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