コロナ禍で脚光を浴びるオンライン診療について調べてみた!

2019年から続く新型コロナウイルスの蔓延は、多くの人の生活スタイルを激変させました。変化した生活スタイルの一つに、オンライン化が挙げられます。オンライン授業やリモート会議、様々なものが画面越しに行われるようになりました。その中でも今回取り上げたいのは「診療のオンライン化」です。

診療のオンライン化は、院内感染を防止するだけでなく、中々病院に行く時間をとれない働く世代の受診を促すことにも繋がります。

オンライン診療とは

オンライン診療とは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの画面を通じて医師とやり取りすることで成立する形式の診療です。2018年に厚生労働省がオンライン診療に関する指針を初めて公表した際には、初診は必ず対面ではないといけないという決まりがありましたが、新型ウイルスの蔓延の影響で現在は一時的に一部例外を除き基本的に初診もオンラインで可能です。

オンライン診療の利点

オンライン診療の利点は、ずばり場所を選ばないことです。場所を選ばないことの利点は、

・忙しくて通院ができない人も隙間時間に受診可能
・移住しても、元のかかりつけ医に診てもらえる
・夜間に急に症状が出ても、24時間対応の病院なら自宅から診察してもらえる

などです。特に、子育て世代にとって子どもが夜中に体調を崩した時に家から診療してもらえるのはオンラインならではの強みではないでしょうか。

実際、右の図にあるようにオンライン受診経験者の8割は50代以下の働く世代で、また全体の約2割を11歳未満の子どもが占めています。このことからも、オンライン診療働く世代、そして子育て世代にとって便利なツールであることが分かります。


※出典 日本経済新聞2021/08/19 きょうのことば

 オンライン診療を行っているサービス

ここでは具体的にオンライン診療やオンラインで医師に相談できるサービスを紹介します。

LEBER(リーバー)

 LEBERはアプリを通じて医師に24時間365日いつでも相談できるサービスです。チャットボットに症状を伝える問診ができるだけでなく、問診の結果適切な医師を紹介され、市販薬や近隣医療機関を提示してくれます。例えば夜中に子どもが高熱を出し、そこから病院に行っても診察に何時間もかかるなんてことは稀ではありません。しかしこのLEBERを利用すれば、最短3分で医師のアドバイスを受けられます。緊急性のある症状や時間のない時にもってこいのサービスではないでしょうか。

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First call

First callは株式会社Mediplatが運営するサービスで、こちらもチャット形式での相談、さらにはTV電話での相談もできるものです。First callは産婦人科や精神科、小児科、外科など多種多様の専門分野の医師が揃っているのにも関わらず月額550円と非常にリーズナブルな価格になっています。


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ポケットドクター

ポケットドクターはスマートフォンやタブレットなどを使って医師からオンラインで診療を受けられるサービスです。オンライン診療ポケットドクターを導入している医療機関のみで診療可能ですが、一部を除いて殆どの都道府県で利用可能です。診療だけでなく医薬品や処方箋も郵送で送られてくるので、全て自宅で完結させることができます。

pocket doctor

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まとめ

今回は最近話題のオンライン診療について、そのメリットと関連サービスについてお伝えしました。視覚と聴覚しか使えない画面越しの診療や医療相談には確かに課題は存在します。しかし、今回調べてオンライン診療は新型ウイルスの感染防止以外にも様々な理由で利用されていることが分かりました。オンライン診療はコロナ禍の一時的なものではなく、中長期的に需要のあるサービスだと思います。

この記事を通じてオンライン診療とその需要について皆さんの理解が少しでも深まれば光栄です。

この記事は私達が担当しました

  

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