こんにちは、ビズチャンネルです。
前回の放送からロボット業界についてお届けしています。
※前回の放送はこちら
今日は“産業用ロボット”について見ていきましょう!
産業用ロボットとは?
産業ロボットは主に自動車や電子部品を生産する工場で使用されており、溶接・部品の組み立て・塗装などの作業を行います。
これらの作業を行う現場は、重量物運搬による怪我、霧散している塗料を吸い込んでしまうなどの危険性もあります。そこで、労働者に大きな負担を掛けず、安全に作業に取り組むためにもロボットが活用されています。
どのような業界で活用されているの?
(出典:2013年 国際ロボット連盟)
自動車業界や電子部品業界など工場の現場で使用されることがほとんどです。
ちなみに日本の産業ロボットは世界一のシェアを誇るほど!!その理由として、産業用ロボットは自動車業界での需要が大きく、日系自動車メーカーと共に成長してきたからだと言えます。
食品業界でのロボット導入
先ほどの図を見ると、食品・飲料業界でのロボット活用はまだまだ少ないことがわかります。食品は工業製品に比べ、形やサイズにばらつきが大きく、頻繁に商品も変わるため自動化することが難しいと考えられていました。しかし、近年は技術も進歩し、食品・飲料業界でもロボットの導入が進められています。
大手食品会社のキューピー株式会社でも、商品のラベル貼りや箱詰めなどの作業をロボットに置き換えています。また、画像解析により不良品の検知も行っています。
ロボット導入のメリット
* 作業の効率アップ
* 人件費の削減
* 運用の安定化
* 安全性の向上
単純作業をロボットに任せることで人間の負担が減り、作業ミスを防ぎ作業の効率もアップします。その分、人間は品質管理などに集中できる環境が生まれます。
品質管理に集中できる環境が生まれることで、私たち消費者もより安心して商品を手に取ることができますよね!
今後もますます成長をすると言われているロボット産業。2035年までに市場は9.7兆円にまで伸びると言われています。
ロボットに任せられるところは任し、人間がやるべきところは人間がやる。こうした形で人間の負担が軽減され生産性や安全性がアップすればいいなと思います。
今後ロボットがどんな作業までできるようになるのか、どのような場面で活用されるのか、その成長が楽しみです。ますます私たちにとって身近な存在になりそうですね!
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第4回でお送りしたサービスロボットに続き、今回は産業用ロボットについて紹介をしています。
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