自分と向き合う!成長の真髄|株式会社エッジコネクション 大村 康雄様 インタビュー

こんにちは!運営の泉田です。
今回の経営者インタビューは株式会社エッジコネクション代表の大村 康雄様です。
 「人材育成と経営支援を通して、いかなる環境においても幸福を追求できるヒトと企業を作る」ことを理念に掲げ、営業・人材・財務の3軸で企業の成長を支援する「株式会社エッジコネクション」。
 本記事では、大村様の仕事に対する考え方や「成長の真髄」に加え、社会人としての在り方について語っていただいています。

ぜひご一読ください!

会社概要


会社名   株式会社エッジコネクション
代表    大村 康雄
住所    東京都品川区西五反田1-11-1AIOS五反田駅前3F
設立年月  2007年
事業内容  1.マーケティングコンサルティング事業
      2.営業コンサルティング事業
      3.経営コンサルティング事業
      4.営業研修事業
      5.人材紹介事業
      6.海外企業の日本進出支援事業
      7.M&A仲介事業
      8.資金調達支援事業
URL    株式会社エッジコネクション 

 

インタビュー


それではインタビュースタートです。

(中山)
まずエッジコネクションの事業内容を、ビズキャンプラスの学生に向けご説明をお願いします。

(大村さん)
 当社は、クライアント企業の事業課題解決を支援するコンサルティング会社です。具体的には、「営業」「人事」「財務」の3領域を一貫して支援し、企業と伴走しながら経営課題に向き合っています。

 

(中山)
エッジコネクションは、営業支援を中心に様々な事業を展開されていますが、その中でも特にお客様からのニーズの高いサービスについて教えてください。

(大村さん)
 現在最もニーズが高いのは「テレアポ代行」です。最近は、電話でのコミュニケーションを苦手とする若手社員が増えている背景もあり、当社が代わりに電話をかけてアポイントを取得するサービスに高い評価をいただいています。

 

(中山)
他社と比べたときに、エッジコネクションだからこそという点はありますか。

(大村さん)
 2007年から営業支援を行っているので、膨大なプロジェクトデータとノウハウが蓄積されています。そのため、ただアポイントを取るだけでなく、過去の様々な事例に基づいたノウハウで「成果につながる営業活動」の設計が可能です。

 また、営業支援というのもテレアポのみに留まらず、営業戦略の立案から営業資料の作成、社内マニュアル整備、研修、人材紹介など営業にまつわることは全て対応可能でして、さらに人事・財務課題の支援までトータルでサポートできる体制がある点も当社の大きな強みです。

 「アポイントは取れるけど成約に繋がらない」というご相談があれば、その原因を分析し解決策を提示できますし、「アポイントが増えすぎて自社スタッフだけでは対応しきれない」となれば、営業担当者の採用をお手伝いしています。様々な経営課題に対応できる体制が整っています。

 

(中山)
まさに、長年の経験を積んだコンサルティングのエキスパートだからこそ、実現できている取り組みだと感じます。

(大村さん)
 そうかもしれません。長年事業を続けていく中で、お客様から様々なご要望をいただいてきました。それらに一つひとつ対応してきた結果、今の事業の形になっていきました。

 

(中山)
企業理念【人材育成と経営支援を通して、いかなる環境においても幸福を追求できるヒトと企業を作る】に込めた思いを教えてください。

(大村さん)
 これは私自身が会社を経営する中で「何を原動力にしているのか」を突き詰めて言語化したものです。社員の成長や、お客様の成果を見るたびに、経営者としてのやりがいを強く感じます。

 

(中山)
その中で、最もモチベーションになっていることは何でしょうか?

(大村さん)
 「社員が急成長したなと感じる瞬間」は、経営者として非常に面白いと感じますね。採用するということは、その人の人生の一部を預かるわけですから。たとえ私が経営判断を誤って会社が困難な状況になったとしても、「このレベルまで成長していれば、どこへ行っても通用するだろう」と思える水準まで育て上げることができたら、一種の安堵感を覚えます。

 

(中山)
行動指針の「両立」には、『生きるために働くことを忘れないようにしよう』という記載がありました。最近では、「仕事のために休日を取る」のではなく、「休日のために働く」と考える若い世代も増えてきているように感じます。
このような価値観の変化について、社長はどのようにお考えですか?

(大村さん)
「プライベートのために働く」という価値観を否定するつもりはありません。

 ただし、ビジネスの世界で成果を出したいと本気で思うならば、それ相応の努力が必要です。世の中には、成果を出すために休日返上で働く人もいます。 
 そういった人たちと同じ土俵で戦うならば、考え方と行動を一致させる必要があると思います。 ここ数年、「仕事はほどほどにして、プライベートを大事にしたい」という考え方が広がっていると感じます。もちろんそれも一つの生き方ですが、一方で「せっかくこの世に生まれたのだから、自分の限界まで挑戦したい」と強く願う人もいます。
 正直なところ、そうした熱い想いを持つ人には、“ほどほど”のスタンスでは勝てません。ですので、勝てなかった時に不満を言うのは、少し違うと思うんです。
 社会は、ある意味でとてもシビアです。世論として「頑張って働くなんてもう古い」という風潮があったとしても、現実は努力した人間、行動した人間が成果を出す。これは変わらない事実です。

世間の空気に流されて、そこを見誤ってしまうのは、すごくもったいないこと。

少し厳しい言い方になりますが、自分の可能性を狭めるような考え方に流されないでほしいなと思います。

 

(中山)
これまでの会社経営の中で、特に苦労したことや、達成感を感じたことについて教えてください。

(大村さん)
 会社経営は「もぐらたたき」のようなものです。常に何かしらの課題が出てきますし、課題が出るのは上を目指している証でもあります。当社は8年連続の増収、13年連続の黒字(2025年3月時点)を達成していますが、それも地道に課題と向き合ってきた結果だと感じています。

 

(中山)
「もうこれは無理かもしれない」と感じた瞬間はありましたか?

(大村さん)
 10年ほど前、経営体制の変更を試みた結果、社員が10名から5名まで減った時期がありました。正直に言うと、その時は何度も「もう無理かもしれない」と思いました。ですが、課題を冷静に分解し、一つひとつ対策を講じることで、何とか乗り越えることができました。

 

(中山)
大村さん自身の事も聞かせてください。学生時代はどのようなものだったのでしょうか?

(大村さん)
 「やらなければいけないこと」を前もって片付ける、という点は今と変わらないかもしれません。例えば、夏休みの宿題は7月中に終わらせるような。昔は「やらない人間はダメだ」といった価値観が強かったですが、今では「一人ひとりの人生はそれぞれ違うし、私自身の価値観や物差しで人をランク付けする必要はない」と考えています。お金があるかないかで人生の成功が決まるわけでもないですし、本人がハッピーであれば、それで良いと思います。

 

(泉田)
大村さんが行ってみたい国や関心のある地域はありますか?

(大村さん)
 やはり、途上国ですね。特にアジアやアフリカには、これから大きく成長していく国がたくさんあります。日本のビジネスモデルをそのまま展開すれば、成功の可能性が高い国も多いと感じています。
 例えば、フィリピンやインドネシア、マレーシアなどは若年層が多く、人口の勢いがあり、経済成長のポテンシャルがとても高い。一方で、タイのように、すでに高齢化が始まっている国もあります。海外進出を考える上では、こうした人口動態を見ることは非常に重要です。
 また、日本が得意とする「食」や「衛生管理」の分野は、海外でも大きなビジネスチャンスがあると考えています。

 

(中山)
ここまでのインタビューで、非常に「行動力」がある方だと感じました!その行動力はどのようにして培われたのでしょうか?

(大村さん)
「行動力がある」というよりは、「思ったことは言いたいし、やりたい」タイプなんだと思います。会社員だった頃も、「もっとこうすればいいのに」と会社の方針に対して思ってしまうことがありましたし、今も経営者として、「こうした方が良い」と思えばすぐに口に出しますし、行動にも移しています。
 もちろん、思ったことが必ずしも正しいとは限りません。だからこそ、その考えが本当に会社にとって良い方向かどうかを見極める視点も大切だと感じています。その上で、「思ったことをアクションに移すまでのスピードが早い」という意味で、行動力があるように見えるのかもしれませんね。

 

(泉田)
これまでの出会いの中で、「この人は仕事ができるな」「きっと成長するだろうな」と感じた方には、どのような特徴がありましたか?

(大村さん)
 一番は、「素直さ」と「継続力」ですね。アドバイスや指摘に対して、変に自己主張を通すのではなく、まずは素直に受け止め、粘り強くやり続けられる人は、やはり伸びていきます。
 もちろん、ただ言われたことを受け入れるだけではなく、「私はこう思うのですが、それとは違うのですか?」と自分の意見をぶつけてくることもあります。大事なのは、そこでしっかりと対話し、納得した上で行動に移せること。そして、一度決めたことに対して、粘り強く取り組み続けることです。
 そういうタイプの人は、やがて経営者になったり、組織の中でも大きく成長していく印象がありますね。

 

(泉田)
「コンサルティング」や「営業」という仕事の、醍醐味について教えていただけますか?

(大村さん)
 醍醐味は、「徹底的に自己否定されまくること」じゃないでしょうか(笑)
「その喋り方では伝わらないよ」「その髪型、ちょっとイケてないよ」「もっと論理的に話さないと、賢そうに見えないよ」など、時には容赦のないフィードバックを受けることもあります。 特にコンサルティングのように形のないサービスを扱う場合、営業担当者自身が”商品”になります。有形商材であれば、モノの力で多少はカバーできますが、無形商材はそうはいきません。だからこそ、自分自身を常に磨き続ける必要があるんです。
 そのためには、まず自分のダメな部分、足りない部分と向き合う覚悟が必要です。「自分って、こんなにできてなかったんだ」と気づく瞬間を、「悔しい」ではなく「面白い」と思えるか。「へこむ」ではなく「伸びしろだ」と前向きにとらえられるか。そこが、成長できるかどうかの分かれ道だと思います。
 自分の弱さと向き合い、それを乗り越えていく経験こそが、この仕事の最大の醍醐味であり、やりがいだと私は思います。

 

(中山)
現在の事業に関して、今後の展望について教えてください。

(大村さん)
 営業に課題を感じている企業は、年々増えている印象です。特に営業が苦手な若者が増えている背景もあり、「エッジコネクションに相談して助かった」と言っていただける事例を、もっと増やしていきたいと考えています。
 その延長として、人事評価制度の構築支援や資金調達支援といった人事面や財務面でのサポートにも引き続き力を入れていきます。特に人事評価制度については、これまで多くの寄稿記事などを通じてノウハウを発信してきました。営業体制が整い、「さあ、これからアクセルを踏んでいくぞ」というフェーズに入った企業を、多角的にサポートすることで、「エッジコネクションのおかげで、ここまで成長できた」と言っていただける成功事例を、これからもどんどん生み出していけると面白いなと思っています。

 

(中山)
最後に、就職活動に悩む学生に向けて、アドバイスをお願いします。

(大村さん)
 当社にも新卒社員がいますが、学生と社会人の立場の大きな違いは「発信力」にあると感じています。 学生のうちは、先生が質問してくれたり、発表の機会を用意してくれたりして、自分の考えを“引き出して”もらう機会が多いですよね。つまり、「答えや意見を持っていること」が評価される環境です。
 しかし、社会に出ると、そもそも「何をすべきか(=問い)」から自分で見つけ出し、そして自分の意見や考えを積極的に発信していかなければなりません「意見を持っていないこと」ではなく、「なぜ言わなかったのか」「なぜ発信しなかったのか」が問われるようになるんです。
 この価値観の転換ができず、学生時代と同じ感覚のまま社会に出てしまうと、苦労するケースも少なくありません。 だからこそ、就職活動では「自分がここで積極的に発信したいと思えるか」「失敗してもいいからチャレンジしたい、意見を出したいと思える環境か」という視点を持つことが、今後の社会人人生を形作る上で非常に重要だと思います。
 どれだけ有名な企業に就職しても、自分の中に意見を留めたまま発信できない人は、活躍することは難しいです。
 「挑戦できるかどうか」「発信できるかどうか」を基準に会社を選ぶこと。これが、学生の皆さんに伝えたいメッセージです。

 

インタビューを終えて


(中山)
本日は貴重なお話をありがとうございました。今年度から4年生になり、社会で求められる人材とは何かというふうに考えていました。その中で大村さんのお話を伺い、もう一歩先の私に行くためには何が必要なのかというものを明確にすることができました。本日は本当にありがとうございました。

 

以上、株式会社エッジコネクション代表の大村様のインタビューでした!

次回もお楽しみに~

この記事は私達が担当しました

  

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