新しい働き方を創る「Waris」さんへお話をお伺いに行ってきました!

今回インタビューにお伺いしたのは、株式会社Waris代表の米倉史夏さんです。株式会社Warisは、私たちの「はたらく」は、もっと自由でもっと多様であっていいという想いを掲げています。そして、挑戦心あふれる企業・個人の皆様とともに自分らしさを実現できる「新しい働き方」を創っている会社です。

会社概要

社名:株式会社Waris(ワリス)
所在地:
【本社オフィス】
〒 108-0014 東京都港区芝5丁目29-20
クロスオフィス三田806
Tel: 03-5730-0777
【福岡オフィス】
〒 810-0042
福岡市中央区赤坂1丁目11-20 8bit赤坂201
代表者:
代表取締役/共同創業者 米倉史夏
代表取締役/共同創業者 田中美和
代表取締役/共同創業者 河 京子
設立:2013年4月1日
事業内容:
・人材サービス
・有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可番号 13-ユ306255)
・各種セミナー、イベント等の企画・開催・運営

参加した学生

大野幸 末吉愛実 箕輪淑子

インタビューはここからです

(大野)
Warisという会社を立ち上げるに至った経緯を教えてください。

(米倉さん)
起業前は、時短勤務の正社員として働いていました。しかし、子供が生まれてからは以前のように働くことが難しく、「仕事」と「育児」のバランスに悩むようになりました。最終的に、以前のように働けない自分や、周りのようにできないジレンマなどが生じてしまい、その会社を辞めるという決断に至りました。

それからは、派遣会社や正社員のエージェントなどを回って仕事探しを始めました。私はご縁があり、大手IT企業で週4日フリーランスという働き方をすることができました。

仕事を選ぶとしたら、家庭の一部を捨てるか仕事のやりがいを捨てるか、という二者択一の状態だったのですが、このフリーランスという働き方を知り、二者択一ではなく、仕事のやりがいも育児をたのしむことも両立できる働き方を知りました。その働き方を広めたくて、Warisを創業するに至りました。

(箕輪)
これまで多くのイベント等を運営されていますが、一番印象に残っているものなどありましたらお聞かせください。

(米倉さん)
1年半ぐらい前に、「人生100年時代の働き方」というイベントを行いました。これは、著者リンダ・グラットンの『ライフシフト』という本をテーマにしたものです。「これから人々が100歳まで生きるのが当たり前の時代がきます。今は60歳~65歳で定年退職するのが一般的ですが、人生100年時代が来ると退職してからの余生が40年になります。そのあと40年どう過ごしますか。」と、これからの生き方について問題提起をしている本なんです。

このイベントでは、「企業で勤め上げて定年を迎えるという直線的なキャリアを積んでいくパターンは、ほとんどなくなる。就職をして、しばらくしたらまた学生に戻る人もいるかもしれない。あるいはフリーランスという働き方を選ぶかもしれないし、そこからまた留学したり、主婦になったりもする。

つまり、一本筋ではないジグザグのキャリアを積んでいく人がどんどん増える。」など、新しい時代の生き方について活発な議論が交わされました。このイベントには約80名もの人が集まってくださり、将来について真剣に考えている30代40代の人がこんなにもいるということがわかりました。

また、「時代は変わって来たな。」という潮目の変化を感じました。きっと、5年前のWarisの立ち上げ当初だと、「週5日フルタイム働いて企業で勤め上げるのが一般的だし、いったんレールから外れたら戻れないって当たり前だよね。」という風潮が企業にも働く人にもあったと思います。ですが、この動きが少しずつ変わってきたということを如実に表すイベントだったなと思います。集まった人もずっと議論が止まらない様子だったのが印象的でした。

(大野)
自由で多様な働き方の実現に向けてどのような取り組みをされていますか。

(米倉さん)
1つ目は「Warisプロフェッショナル」というビジネス系女性フリーランスと企業とのマッチングにより多様な働き方の選択肢を提供するサービスです。人事・広報・マーケティングなど文系総合職といわれる職種で10年ほどの経験がある女性に業務委託契約で週2~3日程度のお仕事をご紹介することが多いです。

2つ目は「Warisワークアゲイン」という復職の支援を目的としたサービスです。出産や育児・介護など様々な理由から働けなくなってしまった女性にもう1度キャリアステップのつめるようなお仕事で再就職してもらうことを目指しています。

(末吉)
受賞された取り組みの中で、1番印象に残っているものがあったら、理由と共に具体的な活動内容を知りたいです。

(米倉さん)
一番はじめに、川崎市産業振興財団が主催する「かわさき起業家オーディション 」というビジネスコンテストで賞をいただいたことは、株式会社Warisを立ち上げるうえで大きなきっかけとなったので、とても印象に残っています。

また、日本政策投資銀行主催の「女性新ビジネスプランコンペティション」で優秀賞をいただいたことも、お客様との信頼の構築や事業の加速に繋がり、インパクトが大きかったです。

(箕輪)
今5,500人ほどの人材が登録をしているということで、今後3年ほどの企業としての目標や展望、具体的に目指していることがあれば教えてください。

(米倉さん)
現在、約5500人の登録者がおり、従業員数は20名ほどです。私たちが目指すところは、他のベンチャー企業などと異なり上場するなどは目的においていません。ちょっと変わったベンチャーかなって思ってもらっていいと思います。(笑)

私たちが提供する、プロとして働きたい人のマッチングサービスを必要としている人たちは全国に約22万人くらいいると推計しています。その22万人の一定割合に対して、私たちが確実にサービスを届けていくことを目指して会社を運営しています。なので、規模などには全くこだわってなくて、このサービスを欲している人に、私たちのサービスを丁寧に確実に届けていくというところに重きを置いているんです。

3年ほどの展望で考えるなら、正社員や、アルバイト、派遣社員という働き方の横並びに「フリーランス」が当たり前のように入ってくることを目指したいと思っています。

フリーランスという働き方は、皆さんもあまりなじみないですよね。フリーランスという働き方、フレキシブルな働き方ってまだ知名度が低いのが現状です。去年くらいから経済産業省などがフリーランスに特化した、調査を実施したり、副業解禁の流れなどで急速に知名度が出てきてはいますが、まだ一般的な認知度は高くないです。

けれど、今、働き方を取り巻く環境が大きく変わってきてもいるので、フリーランスというのが当たり前のように働き方の選択肢の一つに入ってくるというのが3年後に目指したい姿です。

(箕輪)
では次にご自身の経験についてお聞きしたいです。
先ほどのお話にもありましたが、以前他の企業に勤めていらっしゃった時に、あまりイキイキ働けないなどと思っていたその時の心情をお聞かせください。

(米倉さん)
当時どんなことを考えていたのかというと、34歳で第一子を生んで職場に戻ってきたときに、後輩が大活躍していたんです。それを見たときに、少しとり残されたような感覚がありました。そんな中、以前のようにコミットするとか、何か案件があったら手をあげるとか、やりたい気持ちはとてもあったんですよね。でも、すぐに熱を出してしまう一歳の子供がいて、しょっちゅう発熱で保育園から呼び出しがあり、思うように仕事ができないことを目の当たりにしました。

いまいちコミットメントできない状況や、何でもやることが中途半端になってしまっていました。復帰した最初の数か月は、頻繁に早退、欠勤などをしてしまうような状況でした。仕事にコミットしたい気持ちだけはあるけれど、急な早退や欠勤でメンバー1人が欠けると他のメンバーにしわ寄せがいくので、頑張りたいけど頑張れない、そういう状態でした。

そのうち、自ら、その仕事にコミットしたいと言うことを躊躇するようになっていました。結局、自分の気持ちにも整理がつかなくなり、退職を選びました。今、考えるともっと工夫すればできるんじゃないのとも思うんですが、当時は、先をみいだすことができない状態になっていました。やりたいのにやれない感のようなものがイキイキ働けない感じでした。

しかし、この挫折のような経験を感じたことがあったからこそ今のビジネスがあります。

(箕輪)
そうだったんですね。では、その挫折経験が今の会社運営にどのように活きているのでしょうか。

(米倉さん)
サービスそのものにそのまま活かしています。仕事選びなど仕事をするときの価値基準って人それぞれじゃないですか。そしてそれって年齢やライフステージとかによって変わりますよね。もちろん色々あっていいと思っています。子供を産んだら週4日で自分のスキルを活かして働きたいんだっていう価値観があってもいいし、いつか起業したいから今は修業の身なので逆に24時間働きたいという価値観があってもいいし、人それぞれですよね。

そのそれぞれの価値観に沿った働き方を選ぶ権利や、選択肢があるといいなって思っているので、それを提供しているのがWarisのサービスです。

Warisの社員も、副業OKにしたり、働く時間を自由に選べるような仕組みを取り入れています。彼らにも選択肢は自由にあっていいと思っています。
「色んな人がいていい。」自分のやりたいことに合わせて選択肢があればいいなって思っているので会社の組織も、それが実現できるように試行錯誤しているところです。

(末吉)
異なる業種のお仕事や転職を経験されて、得たものや良かったことを教えて欲しいです。

(米倉さん)
「価値観の多様性」を学びました。キャリアの考え方、どのように仕事をしたいか、どう生きたいか、人それぞれで全く異なります。その考え方や価値観の違いを肌で感じるとともに、それぞれにいかにモチベーションを持って働き続けてもらうか、成果を出してもらうか、などのマネジメントの仕方も異なってくるということも学びました。

(大野)
学生時代にやっておくべきことや、やっておいた方がいいことを教えてください。

(米倉さん)
自分が普段いるコミュニティとは違う人と関わったり、価値観の違う人と関わる機会を持ったらいいのではと思います。大学生だからこそいろいろな人と出会う機会が多いので、他大学の学生と交流するとか、海外に行ってみるなどをしてみるといいかもしれません。

私は、惹かれるという感情は大事だと思っていて「好き!」とか「面白い!」と、自分が、瞬間的に感じる心ときめくものは大切にするのがいいと思っています。「好き」や「面白い」をキャッチするアンテナの本数は、自分が持っている価値観の幅や経験の量と比例するので、アンテナの本数を増やすためにも、あえて自分とは異なる集合体に入ってみるのはどうでしょうか。

もう一つは、とにかく「今」を楽しむこと!キャリア論で計画的偶発性理論というのがあるんですが、提唱者のクランボルツ教授は「キャリアの8割は偶然の出来事で決定される」といっています。見えにくい将来のことをプランすることにフォーカスするよりも、プランはほどほどにして、「今」に目を向けよう、という考え方です。今を楽しんで没頭した者勝ちですよ!

そこで見つけられるものは、打算的にプランしてやったことに比べて、学ぶ量や受ける刺激が圧倒的に違うと思います。是非、今を楽しんで欲しいとすごく思います。

(末吉)
就職活動が始まって来たので、今後へ向けてのアドバイスをいただきたいです。

(米倉さん)
やはり、「これ好き!」、「これ面白い!」と、ときめきを感じる企業に就職することが一番大切だと思います。制度は変わってしまうので、それよりも事業そのものや商品・サービス、または社長などを見て、仕事選びをすることが良いと思います。そして、チャンスは掴んでいきましょう。

インタビューはここまでです!

インタビューをした感想

(大野)
皆さんはキャリア理論(計画的偶発性理論)というものをご存知でしょうか。私は米倉さんのお話からそれを知りました。こんな考え方もあるんだと自分の中の新たな発見になったのでご紹介させてください。

この理論の要点は、個人のキャリア(人生)の8割は偶然の出来事であり、予期しない出来事の積み重ねによって作られるという考え方です。目的ばかりにとらわれず、今を大切にしようというものです。私は夢や、やりたいことの実現のために具体的にキャリアプランを描き、逆算して今やるべきことを実践していくタイプです。常に未来をみて物事を考えてしまうので、だからこそ米倉さんの「だったら今をとにかく楽しむといい」という言葉は、私の心にとても響きました。

これからは、目の前にあることを全力で楽しめる人になりたいなと思うようになりました。
米倉さん貴重なお話をありがとうございました。

(末吉)
米倉さんご自身の経験を活かし、同じような経験をしたり、悩みを抱えたりしている人の救いになる事業を展開されていることにとても魅力を感じました。異なる業種や転職、女性ならではの悩み、多くの経験をされた米倉さんのお話で、特に印象に残っている言葉は、「トキメキを大切に」です。これから、たくさんのトキメキを感じていけるように、様々な人に出会い、多様な価値観に触れていきたいと改めて思いました。ありがとうございました。

(箕輪)
働く母を持つ身として、働く女性のかっこよさも大変さも、お話を聞いて共感できることが多かったです。今まで大きな会社でバリバリ働かなきゃいけない、と考えが凝り固まっていましたが、インタビューを通して、働き方は自由で無限で、いくらでも楽しみ方があると気付けました。今回一番心に響いたのは「トキメキ、これ好き、おもしろい、という感情で仕事を選べばいい」という言葉でした。ときめくものに正直になって自由に自分のキャリアを積んでいけたらきっと人生は楽しいな、と視野が広がりました。

この記事は私達が担当しました

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