今回は、2021年3月に卒業した大学4年生に、就活に関するアンケートを取りました。(有効回答数は12人)このアンケートの結果は2回の記事にまとめて書くので、「次回記事 就活のために在学中準備すべきこと」も合わせて読んでいただけると幸いです。
さて、新型コロナウイルスに伴う就活の厳しさが、昨年話題となっていましたが、4年生はコロナ禍での就活をどう振り返るのでしょうか。
これから就活を控えている新大学1〜4年生にとって参考になる先輩のアドバイスとリアルな現状を見ていきましょう。
もくじ
1志望業種と就職先
2受ける会社の決め手
3就活後の転職や将来の展望
1、 志望業種と就職先
まず、アンケートでは、当初志望していた業種について聞きました。
結果は以下です。
アナウンサー(7人)
テレビ業界や記者などのマスコミ(4人)
総合職(1人)
やはり、アナウンサーをはじめとするマスコミ業界を志望する学生がビズキャンプラスには多いですね。
続いて、実際就職が決まった業種を教えていただきました。
結果は以下です。
総合職(1人)
公務員(1人)
メーカー(1人)
マーケター(1人)
アナウンサー(1人)
テレビ局での総合職(1人)
IT(1人)
接客業(1人)
不動産デベロッパー(1人)
コンサル業界(1人)
なし(大学院進学など)(2人)
アナウンサーは1局につき2〜3名しか募集がないと言われるほど狭き門で知られています。やはりアナウンサーに就職することの難しさが、この結果からも見て取れます。
また志望業種に比べ、就職先は様々な業種に分かれました。
中には公務員のような資格が必要な業種もあり、自分の志望していた業種以外のものも多く受けた結果だと思います。
一方で、大学院進学という道を選んだ人が2人います。
あえて就職せず、自分の専門知識を深めることや、自由に自分のやりたいことを行う期間にするという選択肢もあるということです。
2、 受ける会社の決め手
ところで、日本には、大企業、中小企業、ベンチャー企業まで会社と呼べるもの全て合わせて2018年時点で約410万社あります(MT blog)。その中からどうやって受ける会社や志望する会社を決めれば良いのでしょうか。
そこで、会社を決める上で、一番大事にしていたことや重要な決め手を教えていただきました。
回答は以下のようなものがあります。
・働く人の雰囲気(3人)
・自分が働いている像が想像できるか
・希望の職種があるか(2人)
・自身の成長環境や希望の職種への転職につながる経験ができる(2人)
・自分の興味・個性にあっているか(2人)
・実力や成果が正当に評価され、相応の報酬や裁量を獲得できる
アンケートに答えてくださった四年生の方々は、在学中に様々な経験をし、自分と向き合っている様子が他の質問の回答からもわかります。(次回記事 就活のため在学中に準備すべきこと)働く仕事場の雰囲気はもちろん、自分が生活の一部として身を置く仕事場で、自分らしくいられるかを判断することは重要です。
また、あくまで転職を前提に、成長環境としてどんな経験を積めるかで就職先を選ぶというのも一つの重要なポイントになるかもしれません。
3、就活後の転職や将来の展望
次に数年後に転職や起業を考えているかという問いに対して、五段階で答えていただきました。
結果は以下のようになり、完全に「あてはまらない」と答えた人はいませんでした。
「あてはまる」、「ややあてはまる」に回答した8人に、その理由と展望を聞いた質問では、「やりたいことがあるから」という回答がほとんどで、
具体的には、
・専門性を身につけ、フリーランスになりたい
・住む場所にとらわれない働き方など自由な働き方をしたい
・地上波の放送局のアナウンサーになる目標がある
・自分のやりたいことを仕事にしたい
・やりたいことが明確になっていないから
・新たな選択肢を4年生の一年間で見つけた
・IT関連ビジネス(起業?)
という回答がありました。
転職と聞くと、再就職が難しいのではないか、リスクが大きいのではないかと感じていたので、前向きな回答がたくさんあり意外だと感じました。個々人の理由を見ると、転職は、チャレンジ、目標、通過点、生き方・働き方の新たな選択という印象を受けます。
一度就職した会社に執着せずに、数年後の転職も考えの一つに入れることで、将来に対する気持ちに余裕ができて、夢や生き方を前向きにとらえることができるのではないでしょうか。
まとめ
昨年度は、新型コロナウイルスの流行の影響もあり、就活を難しくし、大学4年生に難しい選択を強いるものだったでしょう。しかし、4年生は働き方や生き方に対する柔軟な考え方や将来に対する前向きな姿勢でいたことがわかりました。
これから就活を控えている新大学1〜4年生の方々も4年生の考えを参考にしてみてはどうでしょうか。今回の質問を自問自答するなどして、この記事が、自分について深く考える機会となると幸いです。
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