社会に出る前にどんな力を身につけておけば良いのだろう、と考える学生は多いと思います。皆さんは「社会人基礎力」という言葉を聞いたことはありますか?今回は「社会人基礎力」について紹介し、身につけるために学生生活で意識できることを考えてまとめました。学生のうちに社会で必要とされる力を身につけましょう!
<目次>
1.「社会人基礎力」とは
2.「社会人基礎力」があると…
3.「社会人基礎力」を身につけるために学生生活で意識できること
4.まとめ
1. 「社会人基礎力」とは
「社会人基礎力」とは多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力で、次のように、3つの能力と12の能力要素から定義されています。2006年に経済産業省が提唱しました。
※出典 経済産業省HP
さらに人生100年時代の到来でライフステージごとに成長し活躍できることが必要とされることを踏まえ、2017年に「社会人基礎力」は「人生100年時代の社会人基礎力」として改訂されました。以下のように、3つの視点を中心とするリフレクション(振り返り)が追加されています。
※出典 経済産業省HP
2.「社会人基礎力」があると…
「社会人基礎力」を持っていると、自ら主体となって社会に働きかけることができるので、日々やりがいを感じながら過ごすことができます。また他者と関わり合う力を身につけることで、目標が達成しやすくなったり、新たな価値観を取り入れたりできるようになります。
さらに、3つの視点を踏まえたリフレクションをすることで、個々のレベルや経験に合わせ、一生を通して成長することができます。
このように、「社会人基礎力」は人生を豊かにすると言えるでしょう!
3.「社会人基礎力」を身につけるために学生生活で意識できること
「社会人基礎力」を身につけるためにどのような学生生活を送れば良いのか、考えたことをいくつか紹介します。
<何かに打ち込む>
一つの目標を成し遂げる中で、実行力・主体性・計画力・課題発見力などが身に付く。
<新しいことを始める>
失敗を恐れず行動するという、主体性・実行力などが身に付く。
<アルバイトやインターンシップに参加する>
社会において不特定多数の人々と接する中で、規律性・傾聴力・柔軟性・状況把握力などが身に付く。
<チームやグループに所属する>
集団行動を通して、チームで働く力が身に付く。また多くの価値観を取り入れることで創造力も身に付く。
また、どんな力が身に付くかは、「何に取り組むか」だけでなく、「どのように取り組むか」という観点も大きく影響してきます。ですから、学生生活の中で実行する一つ一つの行動に対して、「社会人基礎力」の要素と関連づけながら過ごしてみると良いかもしれませんね!
4.まとめ
今回の記事では「社会人基礎力」について紹介しました。学生の皆さんにとって、社会ではどのような力が求められているのか、そしてそれをどのように身につけることができるのかということを考えるヒントになりましたら幸いです。
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