2月28日(金)にビズキャンプラス学生キャスターと座談会を開催。
就活が始まったばかりの3年生とまだまだ時間のある1年生が、卒業間近の4年生に就職活動のこと、学生の間にやっておくべきこと、やりたいことの決め方などについて聞いてきました!
4年生の学生キャスターが実体験を元に、相談に乗ってくれました。
・志望業界・志望職種が自分に合っているのかわからなくなった・・・
・ESの書き方や面接で意識することは?
・まだ就活生ではないけれど、取得すべき資格は?
・やりたいことが明確にならない・・・
・ビズキャンプラスの活動は就活にも役立つの?
など、就活中の学生さんはもちろん、1・2年生にも役立つ内容がたっぷりです!
|座談会は、ここから
(辻さん)
高石さん、井さんはどのような企業に就職しますか?また、その企業を決めた理由を教えてください。
(高石さん)
僕は、テレビ業界とも関連のあるIT企業に就職をします。
元々アナウンサーを目指していたことからテレビ局を志望していました。しかし、テレビ局のインターンや説明会に参加するうちに、テレビ画面には映らない裏方のお仕事にも興味を持ち始めたんです。
そして、就活の相談をしていた先輩がIT企業に勤めていたこともあり、IT業界にも魅力を感じました。IT業界で良いなと感じたことは、資格が重要で資格に応じてお給料がアップすること、汎用性があること。これらは、就職後も自分が成長できる環境や機会につながっていると思ったんです。
そして最大の決め手は、「IT業界は新卒でしか入社できない」ことでした。もちろん、経験があればIT企業への転職も可能です。しかし未経験を採用するのは新卒のみだとお話を伺いました。
「今だけの特権であること」「自分が成長できる環境があること」が、IT企業への志望に繋がりました。
(井さん)
私は、某エンターテイメント施設を展開する企業に就職をします。
元々その施設でアルバイトもしていたことからキャラクターへの愛もあり、「もっとキャラクターの魅力やテーマパークの楽しさをたくさんの人に届けたい」という想いで、いずれその企業に就職したいと思っていました。
ただ、私は業界というより職種に焦点を当てていて、他の企業については「広報」ができるところを見ていました。
(辻さん)
好きな業界や会社に焦点を当てるパターンと、好きな職種に焦点を当てるパターンがあるんですね。
井さんは、どうして「広報」に興味を持つようになったのですか?
(井さん)
きっかけは、学生団体の活動を経験したことです。
大学2年生の頃、横の繋がりが欲しくて学生団体の活動に参加し始めました。そこで、チャリティイベント開催やSNS運用を経験し、人に何かを伝える、発信するということに興味を持ったんです。そして、協賛会社の広報の方々とお話するうちに、どんどん広報について知りたくなり、「宣伝会議」でもアルバイトをするようになりました。
学生団体での活動は自分のやりたいことを探すうえでも役に立ったのでオススメします!
(東さん)
僕はまだ1年生で学生団体の活動にとても興味を持っているのですが、数も多くて結局どこに参加していいかがわかりません・・・。井さんはどのように決めましたか?
(井さん)
私も初めは数の多さに驚きました!
私の場合はSNSで検索して、「団体の活動履歴」「何のために活動しているのかといったビジョンやミッション」「何年続いているか」「協賛企業」に着目しました。
10年以上続いているような歴史ある団体だと協賛会社も多く、お金を掛けずに様々な企画に携わることができます。あとは、ビジョンやミッションに共感できるかが大事なポイントだと思います。
(東さん)
教えてくれた5つのポイントを元に、自分に合った学生団体を探してみたいと思います。
高石さんは、学生時代チカラを入れたこと何ですか?またやっておけばよかったと思うことはありますか?
(高石さん)
僕は、オーケストラ部に所属していたので部活動に熱中していました。元々アナウンサー志望だったので、部活動の傍らで青学アナウンス研究会にも参加していました。
この時の経験で大事だと思ったことは、自分のやりたいことや夢を周りの人に積極的に言うことだと思いました。
自分の夢を誰かに言うのって恥ずかしく感じる人もいると思うのですが、そこを乗り越えて積極的に言うことで、周囲も応援してくれると思います。
僕もオーケストラ部の友達に「アナウンサーになりたい」と言ったところ、発表会やイベントのMCを任されるようになりました。
夢を公言することで周囲も応援してくれて、そうなってくると経験できる場が増えたりチャンスが巡ってきたりすると思うので、何かやりたいことが明確にある人は、そのことを周りの人に伝えてみると良いかもしれません!
井さんのお話を聞いて「学生団体に参加したかったな」とも思いましたが、部活とアナウンス研究会の活動をやり切れたので後悔はありません。
あれこれ手を出しすぎてキャパオーバーになってしまうくらいなら、これだけはやり通したいってものを決めて全力で打ち込むことも大事だと思います。
(辻さん)
高石さんは、元々アナウンサー志望だったとのことですが、どのように志望業界を広げていきましたか?
僕もアナウンサー志望ですが、他の業界にも視野を広げたいなと思っているので教えてください!
(高石さん)
アナウンサーになるのは狭き門ですからね・・・。僕はこれまで何かに躓く経験があまりなく、就活も初めのうちは甘く見ていたんです。
でも、だんだんとテレビ業界が向いているのかさえ分からなくなってしまい、志望業界も見直しました。
そして、やっぱりメディアに関連した仕事に興味があったので、メディアを軸に、そこから派生して業界の視野を広げていきました。
自分のやりたいことを軸に広げていけば、「軸がブレる」ということもないと思いますよ。
(東さん)
僕は辻さんとは反対に、やりたいことが多すぎて何をやっていいかが分からない状態です・・・。
起業にも興味はありますが、両親からは大企業に就職することも勧められています。
(高石さん)
東さんはまだ1年生ですし、目の前のやるべきことを一生懸命やるのも大事だと思います。本当にやりたいことを明確にすることは難しいけれど、やるべきことをやって経験を積んでいく中で、「これだ!」と思えるものに出会えたら最高ですよね。
東さんのご両親の気持ちもわかりますが、大企業にこだわらなくてなくてもいいと思います。大企業だから安定しているとも言い切れないし、ベンチャー企業でもいい会社はたくさんあるし。東さんがやりたいことができる環境に進むのがいいと思いますよ。
(井さん)
うんうん。やりたいことを片端からやっていくことも1つの手ですよ!(笑)
「いろいろなことに手を出しすぎてどれも中途半端にならない?」という考えもあると思いますが、あれこれ考えずに色々なことにチャレンジしてみて、その中で興味を持てたものに本気で打ち込むのも全然アリだと思いますよ。
やりたいことが見つからないという人は、少しでも興味を持てたものにどんどん挑戦してみてもいいかもしれません。
(辻さん)
就活についても色々と教えてください!
企業研究はどのようにしていましたか?
(高石さん)
ネットでの情報収集よりもインターンシップや企業説明会に積極的に参加して、社員の方とお話することを大事にしていました。
お話した社員の方とはその場で終わりにするのではなく、名刺交換をさせてもらい、後日連絡をとって説明会では聞けなかったことを伺ったりもしました。
(井さん)
私も積極的に社員の方と名刺交換をさせてもらい、個別で連絡を取ったりしました。
「迷惑に思われないかな・・・?」と不安に思う気持ちもあると思いますが、連絡してみる価値はあると思います!
返事をもらえない時は「忙しいんだろうな、個別で相談を受け付けていない人なんだろうな」と思えばいいだけなので、一度連絡してみるといいと思います。様々な企業の社員さんに気軽に連絡ができるのも学生の特権です!
(高石さん)
企業にも雰囲気や性格があるので、その性格がわかるまで企業研究はしていました。また、企業の性格が自分の性格と合っているかも大事なポイントなので、そういう意味では自己分析、他己分析も必要です。
自分では気づかないような一面もあると思うので、他己分析は色々な人からやってもらった方がいいと思います!
(辻さん)
今まさに就活中なのですが、ESの書き方や面接で意識したことがあれば教えてください。
(高石さん)
ESについては、自己分析・他己分析をした上で伝えたいことを大きなテーマとし、そこから派生して経験などについて書きました。
例えば、「私は〇〇な人間です→〇〇な人間ということの根拠として経験について触れる→これらの経験をしてきたこと、〇〇な性格から、入社したら△△なことができると思っている/やってみたいと思っている・・・」
といったフローを意識していました。
(井さん)
私もフローやストーリー性は意識していました。
志望理由には背景があると思うので、それをストーリー仕立てにして伝えていました。
例えば広報を志望した理由なら、学生団体での活動→宣伝会議でのアルバイト→ビズキャンプラスでの活動など。自ずと志望理由に絡んだ経験についても伝えることができます。
(高石さん)
面接でもフローは意識していました。
「伝えたいこと・目的→根拠となるような経験・行動→その結果、こういうことができる・やりたい」といった筋を通すように心がけていました。
それと、話す内容はガチガチには固めていませんでした。話す内容を正確に決めてしまうと、文字を思い出しながら話してしまうと思うんです。志望理由も「えーと・・・」って感じで思い出しながら話していると、「本気で思っている?」と思われるはずです。
何を話すかはフワッと決めておく程度に留めておくのがいいと思います。
(井さん)
面接では筋の通った話し方の他に、笑顔を大事にしていました。
やっぱり印象って大事だと思うので。身だしなみ、お辞儀、座り方、挨拶は基本的なことだけど印象が左右される項目でもあるので、相手を不快にさせていないか気にかけたほうがいいと思います!
第一印象がよければ、面接も良い雰囲気の中進めることができると思います。
(辻さん)
面接で困った質問はありましたか?
(高石さん)
「うちの会社、業績落ち込んできているけれどどうして志望したの?」とか、「弊社に足りないものは何だと思う?」みたいな質問は嫌でしたね・・・。
良いところに目がいって志望しているのだから、何でデメリットを答えなければいけないんだよっていう気持ちでした。(苦笑)
(井さん)
私も「うちの会社に足りないものは何だと思う?」は聞かれました。
企業研究の際に、その企業が新しく始めた事業についてとその事業の業績まで研究していたので、新しい事業についての認知が低いことを挙げました。
この手の質問は、企業研究や業界研究ができていないと答えにくいですよね。
(辻さん)
グループワーク、グループディスカッションで大事なことがあれば教えてください。
(高石さん)
タイムキーパーの役割がとても大事だと思いました。
話し合いに白熱してしまうと、つい時間を忘れてまとめの時間が足りなくなったり、論点がずれてしまうことがあるので、話が脱線しないように俯瞰的に見る役割は大事だと思います。
(井さん)
私は一番初めに話すようにしていました。
状況を見ながらですが、話を進めるような人がいない時、間が空きそうな時は率先して話を進めるように心がけました。
(高石さん)
グループワークって、グループの中から良い働きをした人だけが合格するようなイメージがあると思うのですが、グループ全員が合格することもあれば、全員で落ちるということもあるんです。
だから、チームの状況を見ながらチーム全体で良い方向に進むように動くのが良いと思いますよ。
(東さん)
就活前に取得しておくべき資格はありますか?
(高石さん)
仕事内容によっては、TOEIC〇〇点以上とか、自動車免許が必須となる会社もあると思うので、それは前もって募集要項などをチェックしておくといいかもしれませんね。
また、入社後に必要になりそうな資格を先回りして取得しておくことは、本気度が伝わりやすいと思うのでオススメです。
ただ、「この資格があれば内定をもらえる」というものは特に無いと思うので、自分の好きな資格を取得すればいいと思いますよ。
僕はアナウンサーを目指していたことからDJライセンスを取得していて、ESの資格の欄に記入していました。
そうしたら面接官の方が興味を持ってくれたので、話のネタになるような資格を持っておくのも面白いかもしれませんね。
(井さん)
私は資格の欄は全て埋めていました!
英検、TOEIC、MOSワード、エクセル、秘書検定、PRプランナーなど、社会人になったときに役に立つし、たくさん資格を持っていてもマイナスにはならないので自分のスキルアップを目的に勉強していました。
(東さん)
ビズキャンプラスの活動は就活に役立ちましたか?
(高石さん)
経営者インタビューはかなり役立ちました。
企業の方と話す練習にもなったし、インタビューで感じたことなども面接のネタになりました。
自分が参加したインタビューの記事を印刷して面接にも持って行ってましたよ!活動の証にもなるし、話が盛り上がるので。自分の経験したことって素直に話すことができるので、緊張しやすい人は面接にインタビュー記事を持参しても良いかもしれませんね。
あとは、インタビュー中にビズキャンプラスのスタッフさんが撮ってくれる写真をESにも使用していました!(笑)
(井さん)
私は広報志望だったので、様々な企業の方の危機管理体制や対策について伺うことができた点が良かったです。
自分のやりたいことへのモチベーションが上がると同時に、ここで得た情報などは社会人になった後も役に立つのではないかなと感じました。
(辻さん)
最後に、これから就活が始まる学生に向けて「これだけは伝えておきたい!」というメッセージをお願いします!
(高石さん)
先ほどもお伝えしましたが、自分の夢ややりたいことはなるべく周囲に伝えるべきだと思います。言うことでチャンスを得たり可能性が広がったりすることがあると思うので。
言って損することはないと思うので、まずはやりたいことを言葉にしてみるところから始めてみてください。
(井さん)
私は4年生の12月まで就活を続けて、一番行きたかった会社への入社が決まりました。
周りの状況を見て焦ることもあると思いますが、みんなペースが違うので、周りの目は気にせず自分のやりたいことに突き進んでください!
終わりに
4年生のお二人、たくさんのアドバイスをありがとうございました!
現在、就職活動中の3年生も悩むことも多々あるかもしれません。自分と対話する時間をつくって、志望する企業の性格と自分の性格を照らし合わせてみるといいかもしれないですね。
1・2年生の皆さんは、何でも挑戦できる時期でもあるので、興味のあることにどんどんチャレンジしていってくださいね。
ビズキャンプラスも皆さんのチャレンジを全力で応援します!
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