9月18日(水)に一般社団法人東京ニュービジネス協議会(NBC)で、「ベンチャー創出委員会セミナー」が開催されました!
「ベンチャー創出委員会セミナー」は、「未来の起業家の創出」をテーマに、あらゆる世代の「創業意識」を高めるため、起業家としてのロールモデルを具体的に示し、起業を考える人のメンターとなるような活動をしています。
今回はベンチャー企業の経営者である、株式会社ベンチャーバンク代表取締役社長兼CEOの佐伯信行さんを講師に招き、ベンチャー企業経営者向けに講演会が行われました。
株式会社ベンチャーバンク会社概要(※2022年4月現在 HP掲載より)
社名:株式会社ベンチャーバンク
代表者:代表取締役社長 鷲見 貴彦 様(当時、代表取締役社長 兼 CEO 佐伯信行 様)
創業:1990年12月
設立:2016年10月
資本金:1,000万円
事業内容:
- 健康食品・化粧品販売事業
- 海外留学事業
- eコマース事業
- パーツ美容事業
- リゾート事業
- ファンクショナル・トレーニング事業
- カラダ整体メンテナンス事業
- オイルトリートメント事業
- 体質別経絡セラピー事業
- 新規事業開発
(ホットヨガ最大手のLAVAや、暗闇フィットネスの先駆者として「美と健康」に関するビジネスなど幅広く展開していらっしゃいます。2019年には健康経営優良法人の上位10%企業として経済産業省より認定されています。)
講演内容について
今回の講演のテーマは「社員の幸福度を追求した経営戦略」。
・政府が働き方改革を進める中、いち早く社員の幸せな働き方を実現することに取り組んできたベンチャーバンクの経営とは?
・幸せに働くとはどういうことなのか?
・どのような人材を求め、育てているのか?
などの内容から、経営者がどのように企業と社員のことを想っているかを知ることができました。
特に印象に残った3つのお話を紹介したいと思います。
1.働き方改革のあるべき姿とは?
最近は、「残業を減らす」「過労死を防ぐ」「ワークライフバランスを大切にする」といった働き方改革に取り組む企業が増えてきたように思えます。
しかし、ただ単に残業を減らして効率よく働くことを求めるのが働き方改革でしょうか?
残業を減らしても、社員は仕事に追われストレスを感じる・・・このような状況は変わりません。
そこでベンチャーバンクさんは、「残業を減らすこと」をゴールにするのではなく、「社員が幸せに働くこと」に重点を置いているそうです。
社員が幸せに働く状態を作れば、生産性が上がり、結果的に残業は減るということです。
働き方改革の本当の目的は、「社員の幸せ」であって「残業を減らすこと」ではありません。
目的先行型の働き方改革をすることが企業の成長のためには重要というお話には「なるほど!」と心を動かされました。
2.幸せに働くためには、健康であることが大事
先ほど、”働き方改革の本当の目的は社員の幸せである”とお話しましたが、
「社員の幸せ」とは一体何なのでしょうか?
顧客に美と健康を提供するベンチャーバンクさんでは、「幸せ≒健康」という考えを大切にしています。
ここでの「健康」は、心・身体・社会的に健康でWell beingな状態のことを指します。
特に、社会的な健康という考えは非常に大切で、
・周囲と良い関係が築けていること
・集団内で周りに認められていること
を意味しています。
社員が健康で幸せに過ごせるように、社内では様々な施策を行っているそうです。
実は、最近の就活では福利厚生を重視する人が増えているというデータがあります。
企業全体でこのような取り組みを行っているなんて、とても素敵ですね!
3.企業理念に共感してくれる人と一緒に働きたい
ベンチャーバンクさんの「社員の幸せ」を第一に考える姿勢は、企業理念にも表れています。
「好き!を仕事に、人生をワクワク生きよう。そして、自分自身と、関わるすべての人を幸せにしよう。」
この理念に共感してくれる人を採用し、幸せを体現する社員を育成しているとのことでした。
印象的だったのは、成功するから幸せなのではなく、幸せだから成功するという考えです。幸せ≒健康な人はモチベーションが高く、目標に向かって自走することができるので成果につながるのだそうです。
この内容から
・就活の際には会社の企業理念にかける想いをしっかり理解するということ
・自ら進んで働く意識の大切さ
について学ぶことができました。
セミナーに参加してみた感想
経営者ご本人の言葉を直接聞くことで、ビジネスへの情熱がとても感じられた講演会でした。
経営戦略についてのお話でしたが、学生の私でも納得・共感できることばかりで、学校生活でも生かせるような教訓を学ぶことができました。また、将来どのように企業を選べば良いのか全くイメージできなかったのですが、「一緒に働きたいと前向きに思える会社を見つけよう」と強く思いました。
今後、大手企業、ベンチャー企業問わず、視野を広げて新しい発見をしていきたいです!
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