アナウンサー兼英語コーチとしてご活躍中!|元NHKアナウンサー石井麻由子様インタビュー

アナウンサー、英語コーチとして活動する石井麻由子様にインタビューしました。アナウンサー時代のお話や英語コーチとして起業された背景などについてお伺いしました。

石井麻由子様のご経歴について

慶応義塾大学卒業後、NHKアナウンサーとして新潟放送局、名古屋放送局、東京アナウンス室にて合計17年間勤務。現在は、クライアントさんの英語学習に伴走する英語コーチ、またラジオニュースや司会、ナレーション、読む・話すの講師を務めるアナウンサーとして活動。

インタビューはここからです!

(梅田)
現在の英語コーチの事業内容について教えてください!

(石井さん)
完全オンラインの英語コーチングです。おひとりひとりの目的、目標、レベルに合わせた完全オーダーメイドの英語プログラムを提供しています。その人それぞれの目標を最短最速で達成できるように英語学習のサポートをしています。例えていうと、パーソナルトレーニングの英語版だと思ってもらうといいと思います。


英語コーチングのホームページ:https://englishcoach-mayuko.com

(梅田)
アナウンサーの経験が生かされている部分はありますか?

(石井さん)
大きく3つあります。1つ目は、話す力についてです。アナウンサーは音声で色々と表現します。英語も基本的に音声表現が大切だと思います。イントネーションやアクセントは聞いている人に負荷をかけないことにも繋がります。日本人は英語の読み・書きができる人は結構多いと思うのですが、「話す・聞く」となると一気にできる人が少なくなってしまいます。なので、音声表現として英語をもっと多くの日本人に教えていきたいというのがあり、その表現のアドバイスはアナウンサーだからこそできることもあると思います。

2つ目は、声の大きさについてです。日本人は自信が無いと声が小さくなりがちです。それに比べて、英語圏の人はすごく声がでかいです。(笑)そのため、日本人の声は英語圏ではかなり聞き取りにくくなってしまいます。多少下手でもいいので、大きい声で堂々と話せたほうが良いです!これについてもアナウンサーだからこそ、腹式呼吸や声の出し方についてアドバイスすることができます。

3つ目は、文章についてです。英語は語彙を増やすことがとっても大変です。膨大な量の語彙を覚えていくことに集中するよりも、日本語をいかに簡単な英語に言い換えられるかの方が重要です。どんな文章であっても簡単な文章に言い換えると、限られた語彙で表現できるようになります。その際に、文章の区切り方や言い換えについてアドバイスできるのはアナウンサーだからこそなのかなと思います。

(梅田)
英語コーチの一番のやりがいはどこですか

(石井さん)
人が良い方向に向かっているのが分かるととても嬉しい気持ちになります。英語が不得意だからやらない、やらないから逃げる、といった悪い循環がある場合があります。コーチングを通してクライアントにずっと付き添うことにより「やったらできるんだ!」という良い方向に向かっていく瞬間に立ち会える時があります。その瞬間が人の役に立っていると感じることができてとても嬉しいです。

(梅田)
どのようなクライアントがいらっしゃるのでしょうか?

(石井さん)
中学生から50代まで幅広くいます。大人の場合は学生の頃に一応英語学習をしていたため読み・書きはできる場合は多いのですが、やはり英語を話すことに対して苦手意識を持っている人が多い印象があります。

(梅田)
クライアントの反響はいかがですか?

(石井さん)
「自分一人だとここまでできなかった」という声が一番多いです。英語コーチングの場合、二人三脚でやっていきます。一人で学習しているとどうしても「明日でいいや」「今日は休んじゃおう」となってしまうことがあると思います。一方で、英語コーチングの場合は、毎日のようにやり取りを行うため「毎日、英語の学習をやるしかない」状態を作ることができます。そのため、短期間で集中して学習することができます。

起業までの道のり

(渡邉)
アナウンサーを目指したきっかけを教えてください!

(石井さん)
昔から、新しいことをしたり新しい人とお話しするのがすごく好きで、好奇心旺盛なタイプでした。これを生かしながら仕事としてできるのがマスメディアだと思ってます。この仕事が「私に合う!」「この仕事は好きだな!」というのが学生時代から漠然とありましたね。

(渡邉)
NHK時代から英語コーチングに注目するようになったきっかけはありましたか?

(石井さん)
社会人になってからはあまり英語を使う場面はなかったのですが、NHKの組織改編や夫の海外赴任などのタイミングで、何か新しいことを探していました。そこで出てきたのが「英語」でした。社会人になる前は結構英語を頑張っていて、大学時代にはアメリカの大学に1年間の交換留学という経験もあったので、何かしらそれを使って社会に還元したいという思いがありました。あとは、夫の海外赴任のタイミングで娘に英語を教える機会もあり、そのような経験をもっと生かせたらというのがありました。

(渡邉)
起業ってすごく勇気がいることだと思うのですが、起業をするまでに何か葛藤はありましたか?

(石井さん)
葛藤はありましたね。どうなるか分からないので不安はたくさんあったのですが、結局これらはやってみないとどうなるか分からないんですよね。英語コーチ養成講座の頃に上手くいっている人の存在がありました。そこで、その人たちのマネをしてみようと思ったんですね。そういう人たちはとにかく、行動をしています。なので、私もやってみよう!という気持ちになることができました。

(渡邉)
起業に向けて努力したことは何ですか?

(石井さん)
アナウンサー時代は自分から積極的にアピールをする場面があまりなかったのですが、起業してからは逆に自分のやっていることをどんどんアピールしていく必要があります。そこの会社員から起業家マインドへの転換がすごく大変でした。

(渡邉)
起業に向けてマインドを持っていくにあたって環境の変化も影響などあったのでしょうか?

(石井さん)
英語コーチ養成塾に入っていた頃に、周りにいる仲間がどんどん変貌していく姿をみて私も変わらざるをえないという気持ちになりました。そのような刺激や学びの仲間がいたのは大きかったなと思います。

(梅田)
英語コーチングや他にも様々な活動をする上で、大切にしている軸がありましたら教えてください!

(石井さん)
ワクワクする気持ちを忘れないことですね。何でもいいと思うのですが、好奇心を刺激するものと常に触れているということがすごく大事だと思います。刺激を常に受けている人はどの年代の方でもとても輝いて見えます。私も常にそうありたいと思いながら毎日を過ごしています。

(梅田)
英語コーチングの今後のビジョンを教えてください!

(石井さん)
英語コーチングを通してまだまだお会いしたことのない方に会えるのが楽しみです。3ヶ月間、クライアントと二人三脚で英語学習に取り組んでいると、きっと見えてくる景色が違ってくると思います。それは、クライアントにとっても喜びでもあり、私にとっての喜びでもあります。なので、これから新たに出会うクライアントと一緒にまだ見たことのない景色を見せてあげたいという想いがあります。

就活生や起業を目指す学生にメッセージをお願いします!

(石井さん)
就活は本当に大変だと思います。困ることも沢山あると思います。なので、できるだけ早めに自分のやりたいことや目標を決めてしまって、あとは色んな人に話を聞きに行って自分に刺激を与えるのが良いと思います。そうすることで、自分のことを客観視することにも繋がります。知らない自分に気付けたりもします。それは起業についても言えます。確かに原体験による気付きもあるとは思いますが、人に言われて初めて、自分のやっていることや今まで培ってきたものが誰かの役に立てると気付けることもあります。私自身も、英語でビジネスを始めたのは外に出ていろんな方に出会えたからだと思います。なので、学生の頃は積極的に色んな人に会って色んな経験をして、違う視点を得ることで自分への気付きを深めてみると良いと思います!

インタビューを終えた学生キャスターの感想

(渡邉)
石井さんの、生徒の方それぞれに対する寄り添った指導にとても感銘を受けました。学生時代の英語の経験、アナウンサー時代の音声を正しく「伝えること」、娘さんへの英語指導など全てが英語コーチングの起業に繋がっていることを改めてインタビューで伺うことができました。私自身もこれから様々な経験をし自分の武器にしていきたいと感じました。貴重なお話を伺えて、大変嬉しかったです。有難うございました!

(梅田)
初インタビューでとても緊張しましたが、無事に終えることができてよかったです!アナウンサーから英語コーチに転職するきっかけややりがいを伺うことができてよかったです。とても貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

この記事は私達が担当しました

  

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