新潟をリードする総合Webマーケティング企業|株式会社クーネルワーク 取締役CFO 坂井俊 様 インタビュー

今回は、2016年に設立された、新潟をリードする総合Webマーケティング企業の株式会社クーネルワーク 取締役CFO 坂井俊様にインタビューさせていただきました。(※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、オンラインでのインタビューとなっています。)


会社概要

社名:株式会社クーネルワーク
代表取締役社長:坂井 俊
設立:2016年
事業内容:
・WEB制作、コンサルティング
・デザイン、ブランディング
・インターネット広告、PR
・SNS運用支援
URL: https://cunelwork.co.jp/


インタビューはここからです!

(原田)
初めにクーネルワーク様の事業内容について教えて下さい。

(坂井様)
マーケティン・デザイン・テクノロジーの3つの総合力で「ローカルビジネスの未来を創る」いうミッションを掲げて、主にプラットフォームの運営、Web制作、Webマーケティングの支援をしているのが特徴です。

プラットフォームでは、新潟直送計画や新潟の家づくりプラットフォーム「Mockhouse」を主に運営しています。また、最近では「KITAMAE」という新潟のおすすめの一品を販売しているリアル店舗も出店しました。

(原田)
新潟市のWebマーケティング会社ということですが、「地方」だからこそ求められる、WEB会社のあり方、について具体的に教えて下さい。

(坂井様)
個人が世界のどこにいても誰とでも繋がることができるのがWebの本質だと思っています。そう考えると、今まで注目されていなかった地方にこそ、Webは必要なものです。人口が減少している地方では、なかなか情報を地域の外に発信しきれてないことが現状なんですよね。だからこそ、新潟の美味しい食べ物や高い技術力の伝統工芸品をもっと多くの人に知ってもらうことが必要だと考えています。「地方だからこそ求められてるWeb会社」というのは、このような地方の弱い部分を支援して世の中に届けていく会社だと思います。

(原田)
クーネルワーク様は若い社員が多いというイメージがあります。採用でこだわっているポイントがあれば教えて下さい。

(坂井様)
「新潟に若者が働きたいって思ってもらえるような会社を作りたい」というのが根本としてあります。あとは採用の時に、会社が目指すところやビジョンなどを明確にしていて、それに共感してもらえる人を採用するようにしています。

(原田)
Web会社などは忙しいイメージがあるのですが、クーネルワーク様のオフィスの近くを通ると19時でもオフィスの電気が消えてることが多いと感じていました。労務環境などにもこだわっているんですか?

(坂井様)
働き方改革やこれからの世の中を考えた時に、限られた時間の中でしっかりと成果を出すプロ意識が求められていると考えてます。うちの社員にも、時間内に成果を出すことを意識させてます。なので、そのようなプロ意識をもって働くところはこだわっています。

(原田)
新潟直送計画のセレクトショップを昨年出店されていましたよね。コロナ禍でリアル店舗の出店をした理由はなんなのでしょうか?

(坂井様)
1つ目は通販サイトの運営側としてリアルの反応が欲しかったからです。口コミでは分からないような反応や実際に食べたり触ってみたりして分かる感覚はリアルでしかできないことだと思います。そのため、いずれはリアル店舗を出店しようとは思ってました。

2つ目は、コロナウイルスのタイミングで「帰省暮」という言葉が話題になり、物を送ることによって想いを伝えるコミュニケーションの重要性が高まったと感じました。そこで、「新潟の人自身が新潟の物を送る流れを作りたい」と思いました。

しかし、そもそも新潟の物を知らないと誇りを持って送ることもできません。そのため、リアル店舗の中で実際に色々手に取って確かめてみて、「これめっちゃいい!!」と思った物を大切な人送ることで、想いを伝えることができたら良いなと思ったのが理由です。

 

 


(渡邊)
クーネルワークさんが運営されている県内最大の産直サイト「新潟直送計画」について伺いたいと思います。まず、こちらのサービスを立ち上げた背景をうかがいたいです。

(坂井様)
私自身が立ち上げたわけではなくて、弊社の谷という者が立ち上げました。

彼はもともと東京出身の人で新潟に縁もゆかりも全然ありませんでした。10年前に都内のベンチャー企業で一年のうち、360日ぐらい働いてやりきったから、一度家でゆっくりしたいなと思っていたところ、たまたま奥さんの実家が新潟県だったので、移住してきたのが一番初めの背景でした。

移住してみると、新潟には東京では食べたことのなかったすごく美味しいものや、見たこともないような技術に溢れているように感じたそうです。珍味だと思っていた枝豆も新潟で食べたら信じられない位おいしかったとか。

だけど、なぜその素晴らしさが伝わっていないんだろうといろいろ調べて行った結果、どうやら新潟県の人は「作るのは得意だが売るのは下手だ」と言われていることがわかりました。「じゃあそれを伝えていく手段は何かないのか」と思って、新潟直送計画を立ち上げました。

(渡邊)
現在、そちらのサービスのSNSにはフォロワーがたくさんいらっしゃっいますよね。新潟直送計画というサービスは、生産者の方にとって掲載してもらうことで多くの消費者の方に商品を知ってもらえるような、頼れる存在になっていると思います。この事業をしていて良かったと思ったエピソードはありますか?

(坂井様)
実際に利用してる方々からコメントもらったときが1番嬉しいかなと思います。
私たちは商品を作っているわけではありません。会社で掲げているミッションにも「技術で人と想いを繋ぐ」とあるように、僕たちはものづくりをしている人とそれを欲しいと思った人の間をつなぐ係です。その役割を担うことによって、地域の人たちに新しい使命や誇りを見出したいと思っています。

例えば、「ぽっぽ焼き(細長いパンのようなお菓子)」ってあるじゃないですか。ぽっぽ焼きを買った方がいらっしゃってレビューをつけてくれました。

どうやらその人は首都圏の方と結婚して、新潟から首都圏に移住して20年くらい帰って来れなかったという事情があったそうです。ぽっぽ焼きを直送計画のサイトで見つけて思わず買って、20年ぶりのぽっぽ焼きを食べたんですよね。「もうずっと食べれないと思っていたので、思わずその懐かしい味に涙が出ちゃいました」というコメントを残してくれました。それを読んでウルッときました。

そのような感じで、自分たちがサイトを運営して生産者の方とつながって利用者の方にサービスを届ける中で、そういった思いを持ってもらえることがすごく嬉しいですよね。やってて良かったなと思うエピソードです。

(渡邊)
事業に込めた想いが実現すると嬉しいですよね。

(渡邊)
次に、「技術で人と想いをつなぐ」という掲げられているミッションについて伺います。生産者と消費者を貴社のサービスを通して繋ぐにあたって工夫されている点はありますか。

(坂井様)
最先端技術などを使っているサイトではないんですけれども、マーケティングは結構意識しています。どうやったらサイトにたどり着いてもらえるかというところは全社的に意識しています。

特に、検索エンジンからの利用者の方が例えば「新潟、ギフト」と検索キーワードを打った時に、新潟直送計画がなるべく上に来るように技術的な所の工夫は結構してたりします。

Google自体がサイトを評価してくれないとどんなに良いコンテンツを作ってても世に出ていかない、見てもらうことができないので、Googleに「弊社のサイトはすごく良い情報提供していますよ」ということを伝えるための工夫をしています。

(渡邊)
新潟直送計画はすでに大きなサービスだと思います。これからのことについて考えている事はありますか。

(坂井様)
直送計画のサービスに限らないんですけれども、自分たちは“あえて”地方でウェブ会社をやっていて、地方ならではの課題はやはりあると思っています。

新潟に根ざして新潟で生活しているからこそ、気づくことができる課題をしっかり解決してきたという実績があるので、「今まで持ってきた課題感を新潟からまた別の地域に持っていきたい」と考えています。

昨年「山形直送計画」も作ったのでその足がかりみたいな事はしています。同じように秋田とか石川、富山というふうに他県展開をしていきたいです。

特にリアル店舗に「KITAMAE」という名前をつけた理由として、「北前船」という、昔物流の拠点になっていた船があるんですよね。北海道のニシンなどを運んで、秋田ではまた別の特産品を積んで新潟に持ってきて、新潟から米を富山や石川、大阪のほうに送るという物流の流れをつくってきた北前船で新潟市は発展してきたという歴史があるそうです。

現在は地域と地域のつながりが薄れつつあると感じているので、日本海側をまとめていきたいという気持ちで北前船の航路に合わせて事業展開していきたいと考えています。

(渡邊)
次に、坂井さんご自身について伺いたいと思います。ホームページで、坂井さんについて「行動力が取り柄」というふうに書かれていました。その行動力はいつから持っているものなんでしょうか?

(坂井様)
もともと興味があったらすぐに色々動き出すタイプではあったかなと思います。

小学生の頃、チャレンジ1年生をとっていたんですけど4月号だけ付録がついているんですよね。その付録をずっととっておいて、それらを組み合わせてロボットをつくって遊んでいたりして(笑)出力を間違えたのか、ロボットがいきなり燃えだして(笑)

小学校高学年頃から、インターネットが普及し始めた時期で、ホームページやゲームを自分で作ってそこに広告を打ち出してお小遣いを稼いだりしていました。

(渡邊)
行動するときは怖くないですか?

(坂井様)
あまり怖くないかもしれないです。

自分は失敗を失敗と思っていません。基本的に事実は事実でしかなくて、その解釈って自分次第だと思うんですね。

例えば、歩いていて目の前の電柱が倒れてきて、たまたま助かったとするじゃないですか。そのときに怖い思いをして「最悪だ」と思う人もいれば、「めっちゃラッキー!助かったわ~」と思う人もいると思うんですよね。

起こった出来事は1つなんですけど、それに対してどういうふうに意味づけをするのかは自分次第だと思っています。だから、失敗したとしても、「こうすれば上手く行かないことがわかった」とポジティブに捉えている節は結構あると思います。

あとは、うまく行かせたいと思ったら、試行回数って多いほうがいいと思うんですね。サイコロも1回降るより100回降ったほうが1の目が出る回数は多いですよね。「出るまで降ればいいじゃん」と思っているところがあるので、迷ったり、準備したりしている暇があったら、試行してみて上手くいかない理由があったらそれを潰したほうがいいと考えています。上手くいかなかったことって失敗なんだっけと考えています。

(渡邊)
考えすぎるのは良くないのでしょうか?

(坂井様)
たしかに、仮説みたいなのは必要だと思います。でも、「他人から悪く思われたらどうしよう」という、他人がどう思うかという問題は自分に対して悪く思う人の問題で、こちら側でコントロールできないものだから(気にしても)しょうがないなと思っています。

(渡邊)
幼少期の頃にロボットを作ったというエピソードがあったんですけど、大学生の頃はどんなことをされていたんですか?

(坂井様)
大学生の頃は大学にあまり行っていませんでした。もともと事業を立ち上げたいとか、自分でいろいろチャレンジしてみたいという気持ちがあったので、家庭教師で個人事業をしたりだとか家庭教師の会社を作ろうと、模索して営業かけたり、商材を作ったりしていました。

あとは、当時は音楽で食っていけないかなと思っていた時期もあったので自分で曲を作って、新潟駅で歌ってみたりとか(笑)そんなことを学校行かずにしていました。

(渡邊)
聞いてみたいです…!本当にアクティブに活動されていたのだとわかりました。

(坂井様)
結構もがいていましたね。

(渡邊)
次に坂井さんから見た新潟県についてお伺いしたいです。私も新潟県の人と関わる中で新潟県が本当に面白い場所だなと思っています。坂井さんは新潟県をどのような場所だと感じていますか?

(坂井様)
私はずっと新潟にいた人なので、他の場所と比較することは難しいんですけど、食事のレベルが高いって大事なことだよねということは結構感じます。

海外旅行で食べる現地の料理って美味しいけど、お金を結構出さないと美味しいモノが食べられなかったりするなあと。東京に行っても、行列ができる人気のお店に行っても、そんなに並ぶほどかと思ったこともあったので、新潟はそもそもポテンシャルが高い地域なんだなということは感じています。

「作るのはうまいけど、発信が下手」と言われているように、作るのがうまいだけあって、ご飯もおいしいし、工芸品とかのレベルもすごく高いです。

少し車を走らせれば大自然があって、レジャーも事を欠かないですし、日本一の花火大会があったり、100年続く会社があったりすごくポテンシャルが高い地域だと思うんですよね。

(渡邊)
特に、“新潟県の人”の部分に感じることはありますか。

(坂井様)
新潟の人は責任感がある人が多いですし、これからの時代を作っていける地域だと思っています。

何かをしようとしたときに一歩引いちゃう保守的な人が多いという印象もあります。大学生で就活しているときも不況だったということもありましたが、安定志向の人が多かったです。「起業する」という話を周りにしたときに「絶対やめたほうがいい」「絶対上手くいかない」という話を結構もらっていました。最終的に起業したので、全部無視した形になりますが…(笑)

真面目でひたむきで目の前のことをしっかりやり遂げようという人が多い地域だと考えています。新潟県のすごくいい部分だと思います。一方で新しいことをガンガンやっていこうという地域ではもしかしたらないかもしれないですね。最近はチャレンジをしようとする人は増えた印象もあります。


(原田)
クーネルワークさんは今後どのようなかたちで進んでいくのでしょうか?

(坂井様)
「ローカルの課題をローカルで解決をする」という流れを他の地方でも展開できればと思っています。会社の規模も拡大していきたいです。会社の取り組みを通して、自立して世界と戦えることができる地方が日本の至るところに生まれたら日本全体が元気になると思います。クーネルワークがその一助となり、地域の将来や日本の将来を支えられる会社にできればと思います。

(原田)
最後に将来を見据える学生へメッセージをお願いします。

(坂井様)
いろんな人に会った分だけ、自分の中に情報や経験が蓄積されて自分の可能性が大きくなると思いますし、何か挑戦して悩んだ分だけそれらが磨かれると思います。また、いろんな人と様々な関わり方をできるのも学生の特権だと思います。なので、何でもいいので色んな事に挑戦してみて悩んでみて下さい。

この記事は私達が担当しました

  

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