株式会社エアークローゼット天沼社長インタビュー

今回は、国内最大級のファッションレンタルサービスを展開している株式会社エアークローゼットの天沼社長にインタビューをさせていただきました。

天沼社長は高校時代から海外の学校で学ばれていました。
海外の学校生活で得たことや起業に至るまでの経緯、そしてこれから就活が始まる学生のみなさんへのアドバイスを、学生キャスターが伺ってきました。

会社概要 ※2019年4月現在HP掲載より

社名: 株式会社エアークローゼット(airCloset, Inc.)
事業内容:インターネットサービス事業
代表者:代表取締役社長兼CEO 天沼聰 様
所在地:〒107−0072 東京都港区青山3−1−31 NBF南青山ビル5F

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インタビューは、ここからです。

(井)
はじめに、ファッションレンタルという事業を立ち上げた経緯を教えてください。

(天沼社長)
学生の頃から漠然と企業したいと思っていました。ですが、始めからファッションが好きだからファッションに特化した事業を起こそうと考えていたわけではありません。

まず、“いずれ忙しくなる女性”に注目しました。
女性は、男性よりも仕事や子育てなどでライフスタイルが変わりやすく、実際にお店に行き、服を手に取り、試着をし、購入するという一連の流れが難しくなりますよね。そしてそのときに感じるワクワク感も感じにくくなってしまうのではないかと思ったんです。
忙しいがゆえに洋服と出会う場がない女性に、「実際にお店に行かなくても洋服を探すという行為を楽しんで貰いたい」「好きな洋服に出会う機会やきっかけを与えたい」といった想いから、女性のライフスタイルにワクワクするサービスを提供するようになりました。

ですので、始めから事業内容を決めていたわけではなく、「ライフスタイルに根付くサービスを提供したい」という想いから現代の課題を考え、それを解決しようと思ったわけです。 
(井)
どうして“忙しい女性”をターゲットにしたのですか?

(天沼社長)
ファッションに対しても男性よりも興味関心があるということ、女性のほうが男性よりも生活リズムが変わりやすいことが理由です。
実際の利用者比率はOL(働く女性)が9割、主婦(子育てをするお母さん)が4割という割合になっています。
時間の価値を高めたい全ての女性にサービスを届けたいと思っています。

(末吉)
まだ“洋服は買うもの”のイメージが強いと思うのですが、今後“洋服を借りる”という概念をより浸透させていくために、どのようなプロモーションをされていくのでしょうか?

(天沼社長)
人から人への伝達が一番のプロモーションです。みなさんも親しい人から勧められると、「使ってみようかな」という気持ちになりますよね。
人から人への伝達によるプロモーションは、今後益々パワーを増すと思っています。まずは、お客様にサービスを楽しんでもらって、ぜひ周りの方々に広めていただきたいです。

また、“洋服を借りる”ことが世の中のメインになるとは思っていません。洋服をお店に買いに行くことも、選択肢の一つとして今後もあると思います。
でも、忙しくてファッションと出会う機会がない方のために洋服を借りる場をつくる、つまり出会いの体験ができるサービスを提供したいと考えています。

借りるという概念を浸透させたいというよりは、自分に似合う洋服に出会う体験をたくさんしてほしいですね。

(井)
サービスを利用する際に、HPの利用者の満足度を参考にする人も多いと思いますが、満足度はどのように測っていますか?

(天沼社長)
利用して頂いた方に、星4つの評価と感想をいただいています。利用の際には、コーディネーター別の評価も見ることができます。

ただ、数字の信頼性というのは薄れていっていると思います。
例えば、今日その辺の道で会った人におすすめされたお店と、凄く仲の良い友達におすすめされたお店とでは、みなさん後者を選びませんか?
人から人へ伝わっていくというのが最も信頼性を生むと考えているので、今後は、SNSへの展開を強めていきたいと思っています。

(山田)
天沼社長個人のプロフィールについて質問させてください!
大学はイギリスの大学に行かれたそうですが、どうして海外の大学を選ばれたのでしょうか?
また、海外の大学出身ということで就職するときにメリットはありましたか?

(天沼社長)
実は高校時代から海外の学校に通っていました。
高校時代は、イギリスの隣にあるアイルランドで3年間生活しました。

海外の学校へ進学したきっかけは、小学生の時にあります。
当時の日本は、今ほどクリスマスで街中が盛り上がることはなく、むしろお正月のほうがみんなにとって大切なイベントでした。
そんな時に、父から外国人が集まるクリスマスのホームパーティーに招かれ、年末なのにクリスマス一色のムードを楽しみました。そこで、「こんなにも文化が違うのか!」と感じ、「文化が違えば考え方も違うのかな?」と興味を持ち始め、高校からは海外で過ごすことを決めました。

大学進学の理由は、英語をもう少し学びたいと思ったのと、アイルランド以外の文化も学びたいと思ったからです。

就活時のメリットに関しては、語学力の強みはあると思います。
社会人というベースで考えれば、物事を多面的に考えられるようになったことだと思います。
海外で生活をしたことがある人や、地方から上京してきた人は分かると思いますが、環境の変化を大きく体験しているはずです。環境の変化に適応していく中で困難な壁にもぶつかると思います。そうした経験をしている分、マインドセットが強くなると考えています。

マインドセットが強いということは、自分の心とどう折り合いをつけていけばいいかを理解しているので、仕事が忙しい時でも、物事を多面的に考えながら乗り越えられます。
そのようなタイプの人は就活した後も圧倒的に成長するでしょう。

(山田)
就活では、なぜコンサルティングファームを選んだのでしょうか?

(天沼社長)
ベースのスキルを身につけたいと思ったからです。
「起業をしたい」と就活をしていたときから考えていたので、なるべく幅が広く、ベーシックなビジネススキルが一番身につきそうな業種を選ぼうと思いました。
だから、何かに特化したものより、汎用的なスキルが身につきそうなイメージのあるコンサルを選んだのです。
実際、プレゼン力や分析力、そしてコミュニケーション力など、ベースとなるスキルを得ることができました。

(山田)
その後、起業に至った経緯を教えてください。

(天沼社長)
起業するために、自分が理想とする起業家像を思い描いて、その理想像に対して今の自分はどれ程スキルが足りないのか、どうすればその能力を得られるのかをいつも考えていました。そしてその能力が身についたら起業しようと。
そして経験を積んで、ある程度自分に自信を持てたので起業に至りました。

また、チームで動くことに魅力を感じていたので、初めに勤めたコンサルティングファームで信頼できる2人を誘いました。
個の力より組織の力のほうが良質でたくさんのアウトプットが生まれると考えているからです。

(末吉)
いま現在、働く上で大切にされていることは何でしょうか?

(天沼社長)
“9Hearts”という会社の9つの行動指針です。
会社設立前に、私が「これを軸にチームで社会に貢献していこう!」と作りました。
なかでも“お客様の感動が第一”は、常日頃忘れないようにしています。お客様に感動していただくために、これからもプライドを持って仕事に励みます。

また、仕事を楽しむようにしています。楽しければ本気で取り組めるから成長できると思います。

(山田)
これから就活が始まる学生にオススメの業種や分野があれば教えてください。

(天沼社長)
業種だとエンジニアの能力が求められているのは間違いないと思います。
ですが、自分自身が将来どうなりたいかが一番重要なので、最終的におすすめの分野や業種は特にありません。
自分の興味があることを見つけ、そこに向けて自分自身をどうやって磨いていくか、ちゃんと覚悟を決めることが大切だと思います。

(末吉)
最後に、就活生にアドバイスをいただきたいです!

(天沼社長)
内定をもらうことを目的にしないでほしいです。
その会社で働くことが人生にどういう意味をもたらすのか、自分の糧になるのかを考えた方がいいと思います。

焦らないで大丈夫ですよ。全く焦る必要はないです。会社にも性格があるので自分の性格とマッチする会社を選んで、納得のいく就活をしてください!

インタビューの感想

(井さん)
時代とともに生産性のある手法が増えていく中で、エアクローゼットさんのサービスもダイバーシティマネジメントであり、今後更なる事業展開もあるのではないかと可能性を感じました。
また天沼さんの仕事に対する志や姿勢にもとても学びがあり、自分自身が楽しめるポイントを把握し、仕事をこなしていくといった人間性やマインドセットは、私も今後社会に出るうえで習得していきたいと思いました。

(末吉さん)
「どんな仕事でも楽しめる自信がある」という言葉が印象的で、心を掴まれました。
これまでの私は「どんな仕事をするか、したいか」に捉われがちでしたが、自分が仕事に対して「どう取り組んでいくか」が最も大切であることを就活中の今、改めて知ることができて良かったです。
焦らずに自分にマッチする会社を探していきたいと思います。
居るだけで明るい気分になれるオフィスの雰囲気も、とても素敵でした。
ありがとうございました!

(山田さん)
「自分の理想から足りない経験を埋めていく」という手法がとても印象的で、今後自分を磨いていく際にぜひ取り入れようと思いました。また、自分自身今後のキャリアの第一歩としてコンサル業界に興味を持っていたので、経歴のお話がとても勉強になりました。まだ自分が本当に何を目指しているか明確ではないので、これを機に自分の理想像と照らし合わせて将来と向き合っていきたいと思います。

この記事は私達が担当しました

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